観光経験の人類学―みやげものとガイドの「ものがたり」をめぐって― (世界思想ゼミナール)
- 世界思想社 (2011年2月17日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790715108
作品紹介・あらすじ
わたしたちは、観光という経験になにを求めているのか?観光の歴史、これまでの研究、内外の事例などを織りまぜつつ、第一人者が観光経験の意味をわかりやすく読み解く。観光立国や地域おこしを企図する関係者必読の書。
感想・レビュー・書評
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旅行に行って、ローカルな景色を楽しむが、街のつくりや土産物店は画一化しているというのが面白い。
確かに、大きくて似たような店のほうが安心感を得られる。 -
観光を「ものがたり」(観光者は日常とは違う経験を語ると捉えている)をキーワードに分析した一冊。この分析は大変魅力的だと思う。土産物、ガイド、町づくり……それぞれが「ものがたり」を軸に連結されていく。ただ、この著書のなかに肝心な「観光者」の姿はない。最終章を読んでみるとご本人もわかっているのだと思う。観光の文化人類学的な研究は、後陣にもまだまだやるべきことがある分野だ。
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