旅を生きる人びと―バックパッカーの人類学

著者 :
  • 世界思想社
3.06
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本棚登録 : 81
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790715672

作品紹介・あらすじ

5年間、自転車で世界を放浪した冒険家が、人類学者に転じ日本人バックパッカーをフィールドワーク。「自分探し」をする人、「沈没」する人、十数年の獄中生活をタイで送る人、国家から逃れ実験的共同体で自由に暮らす人…多様な生の営みを描く。

感想・レビュー・書評

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  • 少し読んだだけ

    今度またゆっくり読みたい

  • バックパッカーを、学問する。

    安全ぽいリスクを消費してヒーローぶる、自信をつけてにほんにもどり、前進的社会に復帰する、一度は逃げ出したのに。そんなローテーションがいまのバックパッカーにはできている。

    にほんじんバッパーってなんかふしぎだなーとおもってたんだけど、このほん読んで、なるほどなるほど。
    でも西欧バッパーも安全なリスク消費はしてるよね。語るよね。うーん

    バッパー研究したら旅行とfw一気にできてちょうおとく!と思ってよんでみたけど、だめだー、批判的に読めない!こまったなあ

  • 全体的にこの人の主張に共感できないし、結局「昔は良かった」って言ってるだけな気がする。
    バックパッカーの種類を4つに分け、その最終形態の生活型を最も評価する、というのも違和感。

    とにかく、なんかいろいろまどろっこしくて、最終的にはバックパッカーを否定してる訳ではないのに、そうは聞こえなくて、全体的に残念感が漂ってるのが残念。
    むしろ、この人自分の旅の話書いた方がおもしろかったんじゃないかって感じ。

    でも、最後にパイが出てきて、そこだけはめっちゃおもしろかったから星2つ。

  • 元?ガチ・バックパッカーの大野氏による本。
    数多くの日本人バックパッカーを取材し、事例を紹介しつつ移動型、沈潜型、移住型、生活型の4つに分類して考察。
    若いころにバックパック担いでいわゆる「貧乏旅行」をした経験のある人には日本人宿とか『地球の歩き方』とか、字面を見るだけで喉の奥から苦いものがこみ上げてくるwキーワード満載の一冊。

  •  HONZより。
     若いころ、ちょびっとかじったバックパッカーについての書だと知り、すぐにAmazonでポチった。
     バックパッカーには移動型、潜沈型、移住型、生活型の4つのタイプがあるという。そして、そこには成長のステップがあり、また、ヒエラルキーがあるという。確かにそうだった。宿でどれだけ自分の経験を話せるか?が1つのステータスになっている、そして、その経験を話すために、そうしたネタを集めるために旅行しているようなことは私もしていた。
     バックパッカーって、アウトローな、日本の社会から逃れている感がある一方で、「個性豊かでタフな奴」という日本社会が求めているものを追及している要素がある、そんなことをズバりと指摘していて深く恐れ入ってしまった。自分を見つめるために、鍛えるために、旅に出るんだよね。みんな。
     共通の要素は山登りでも感じている。(著者は、5大陸最高峰にも登っておりバックパッカーに限る話ではないんだろう)。ヤマレコ(山行記録専用のブログ)を見ていると、閲覧ランキングに多く挙がるのが「遭難」「事故」というキーワードを持つ記事なのだ。そして、「プチ遭難」という表現がどれだけ多く用いられていることか。基本は登山道を歩く登山において、あまり非日常はないはずだが、遭難しかけるほどの経験をしたことが、ある意味、自慢話のように書かれることは、少しばかりでない不快感を感じさせる。
     結局、みんな、どこをめざすんだろうね。生きていくためには他人の評価も大事だけど、いつかはそこから完全に解放されたい。こうした悩みが深いことを最後まで感じさせ、自分の生き方もまたいろいろ感じさせられた本だった。

  • この本は、筆者の半生を振り返った内容が書かれている。筆者が何を感じ、どう乗り越えてきたかということがわかりやすく書かれている。自分の夢を探している方、困難にぶつかった方、そんな方々に読んでいただきたい、勇気のもらえる一冊です。
    (匿名希望 教育学部 国語)

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