- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791102037
感想・レビュー・書評
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1988年に東京で行われたラザルスの講演と、若干の解説、そして2001年に加えられた増補からなる。
ラザルスがストレスというものをどうとらえているのか、なんとなく理解できる。ホームズ、セリエなどの考え方が理解できている人には題名の通り「ラザルス理論への招待」となるだろうが、ストレスとコーピングについて十分理解できていない状態で読むと、疑問が増してしまう。そういった意味では入門書とは言えない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人生事件(離婚、配偶者の死等、人生において大きな出来事)と健康との相関係数は非常に低く(0.2~0.3)、日常的精神混乱(物をなくした、人から嫌な事を言われた等)の方が健康には大きく影響するそうです。そういった現象を自覚することによってストレスに対する対処法を考えられるかもしれません。
一日のほとんどをデスクワークで占められており、座りっぱなしでは中々集中力を維持することがで難しいです。そこで、コーヒー等を飲むためのコップのサイズを小さくして、飲み物がなくなったら2時間おきくらいに席を立てるようにしています。また、一仕事に一時間以上の時間をかけないで、様々な仕事を分散させて(特に事務的な仕事をクッション代わりにして)気分転換を図っています。
また、「どうしてできないのだろう」と塞ぎ込むのではなく、「どうしたできるだろう」と建設的に物事を考えるようにしています。全ての出来事において達成できているとはいえませんが、心構えを持っているだけでもだいぶ違うと思います。
あと、視覚からの情報量は全体の85%を占めていることを利用して、PCのデスクトップに逆U字型からなる「集中ゾーン」を付箋として貼り付け、自分のテンションは今どこにあるのか把握することに努めています。何より自分を知ることが大事だと思います。 -
デイリーハッスルのラザルス先生が日本で講演した時の本。
本文より解説が役に立った(修論)。