認知療法実践ガイド・基礎から応用まで: ジュディス・ベックの認知療法テキスト

  • 星和書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791105465

作品紹介・あらすじ

認知療法の第一人者が長年の臨床経験から作り上げた実践的テキスト。「標準的な」認知療法の進め方を具体的にわかりやすく例示する。これから認知療法を始めようとする人、さらなるスキルアップを目指す専門家のための決定版ガイド。

感想・レビュー・書評

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  •  認知療法の開祖の娘による認知療法の実践書。

     実際のCoとClのやり取りを例示しながらかなり細かく各状況、各技法のハウツーが書いてある。その分厚く値段も高いが、手元に置いて常に読み返せるようにしておきたい本である。

     ただ、個人的にはやはり何かCBTに対して違和感を感じてしまう部分もあり、こういった本がよく書けていればいる程そんな感じがしてしまう。
     そういう意味でもさらに勉強しようというモチベーションを高めてくれる本だった。

  • 認知療法を学習,実践するならば確実に読んでおきたい一冊。初回セッションから終結まで詳細に記述されている。ジュディス・ベックの英語は非常に早く,英語駆け出しの私は聞き取るのに一苦労。でも,この本は非常に読みやすく理解しやすい。もちろん,上手く行きすぎな部分もあるが,セッションでつまずくような部分,押さえておきたい部分をクライエントのやり取りを挿入しつつ説明してるところは,臨床駆け出しの方には読んでマスター(モデリング?)するべきところが多々ある。認知療法の本を(臨床をやっていこうと考えている)人に紹介する時は,間違いなくこの本を紹介する。集団療法を行う時もこの本を参考にマニュアル作りをしたのを覚えている。翻訳の一人K先生は,私の尊敬する人物。読まなきゃ損します。ただ,巷で○○○○が出るという噂もあるので,それを買ってもよし。

  • 136-Dにも1冊あり

  •  認知療法の理論と実践について症例を用いながら丁寧に解説している。平易な文章のためわかり易く、また、初心者がつまずき易いポイントなども抑えた非常に充実した内容のため、入門書としては最適といえる。
     認知療法はクライエントとの共同で行われる心理療法であり、決してよく言われるような、「表面的な」心理療法ではないということが読んでいて伝わってきた。
     本書は実際のケースと合わせて繰り返し読み込むことでより真価を発揮する内容と思われる。

  • 認知療法における面接の構造化の重要性がよく分かる。
    訳者の後書にあるが、認知の修正以上に、行動・対処の幅を広げることが重要である。
    そういった意味で、認知療法のガイドブックではあるけれど、通常の面接における治療者側の問いかけ、介入方法のヒントになる部分が多く、幅広く活用できる本であると思った。

  • 初心者のセラピストにも分かりやすい入門書です。

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