- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791105564
感想・レビュー・書評
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漫画家が、自らの躁うつ病体験記を、独自の等身大スタイルの4コママンガでユーモラスに描く。医師選びや薬・症状、入院生活、病気への周囲の理解などについても紹介。 著者の開き直り精神が かならずや患者さんや御家族の励みに。 躁うつ病やうつ病の基本的な説明、閉鎖病棟短期入院マンガも掲載。 この本を読んで、患者の家族が、躁うつ病や、うつ病を理解する きっかけになれば。 漫画も交えて分かりやすく書いてあるのでためになる内容です。
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当事者の人、ご家族、医療関係者、そして多くの人に読んでいただきたい。病気への理解が広がりますように。
漫画も入っているので読みやすいです。 -
この本は著者の体験談が、マンガと短い章立ての文章で書かれていてわかりやすかった。
「うつ」については、これまでいろいろな本を読んで、症状や対処法などある程度の知識がある。
しかし、躁うつの「躁」状態については、あまり知らなかったのだと感じる良いきっかけになった。
体験談が書かれていてとてもわかりやすかった -
【メモ】
・精神疾患は、「病気を受け入れ、自分自身を認めて、開き直り精神を芽生えさせ、ある程度薬の知識も叩き込み、そして周りの理解を得て、なおかつ相性の良い医師と巡り会い、これがそろった時点で治る」。
・うつ病は「人間の心理的状況を含む脳の病気(障害)」と認識すること。
・症状が安定したのは、「自分にとって負担と思っていたことがかなり軽くなった」から。攻略法は、「なんでこうなってしまったのか」と、まず自分のストレスの原因を探ること。当てはまることが出てきたら、自分の中で「潔く削除」。
・深い心理を探ってみると「親」という原因に辿り着く場合があるが、見切りを付ける。肉親ゆえに難しいが、開き直る努力をして、自分のために「許す」こと。
・躁うつ病やうつ病は、まず「ストレスを軽くすること」が治療の第一歩なので、自分の心や身体から出来るだけストレスを取り除くこと。
・自分の生活すべてに関して「頑張る」ということをやめてみる。
【感想】
・著者は大阪人なので、躁エピソードに凄みがあった。(関西弁で激躁ってかなりコワイ)
・私は激鬱、激躁を経験したことがないので参考になった。
・すぐキレるって大変だと思う。
・患者より周りの人に読んで欲しい入門書です。 -
躁うつ病の入門書としてはお薦めしない。いろんなケースを知りたい方にお薦め。
http://mylovelybooks.jugem.jp/?eid=392 -
漫画で躁うつ病を伝えている
わかりやすいが、内容に?な部分も一部ある -
読みやすい躁鬱病(今は双極性障害って言ったりもします)患者さんの実体験記です。
この方はこの後、境界性人格障害&躁うつ病REMIX と言う本を出してらっしゃる事からも判るように、単純に躁鬱病だけじゃないですし、ここまで躁の激しくない双極性障害II型の人の方が、実際には多かったりします。
また、それぞれの人にそれぞれのカタチがあるのでこの本だけで躁鬱病の全部判るってわけじゃありません。
ですが、躁の時、鬱の時、こういう風になる事もあるんだな、こういう風に感じている場合もあるんだな、と周囲も知る事が出来ます。
実際に回復期にある方も、自分の行動・感じ方と照らし合わせていけば、焦らず治していく手助けになるんじゃないかなと思います。 -
自身も躁うつ病の筆者が病気についてマンガで楽しく紹介した本。マンガ部分からひしひしと筆者の旺盛なサービス精神を感じることができる。文章部分の内容は双極性?型障害についてで、既存の知識を超えるものではなかった。
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すばらしく軽いノリ描かれた体験記。不幸感のひどい時にも読める。
みるさんの事態は相当大変。
大量服薬、リストカット、アルコール依存、閉鎖病棟、周囲の無理解、薬物治療・・・。私自身が入院中ながら、「うひゃぁ;」って思った;
スパスパスパッと切ってるうちに、「止まらないよ〜」とか。
けどみるさん、回復早いんだよね・・・。この「開き直り」の姿勢が秘訣なのかな。
作業療法室に置いておいたら、たくさんの人が手にとって読んでくれた。躁鬱に限らず精神科通院経験のある人全般から、共感の声多数。 -
*タイトルは「躁うつ病」ですが、実際は、虐待体験によって複雑性PTSDを抱える人の発症事例です。不適切な養育環境で育った人向け。社会人や主婦の人などのうつ病の人には当てはまりません。