- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791107872
作品紹介・あらすじ
本書は、2600年前にブッダが提唱したマインドフルネスとACTを縦横無尽に結びつけながら、あなたの「自分探し」のお供をします。今、ここで生きる自分に気づき、そこから行動を起きしていくために。
感想・レビュー・書評
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人間の言葉をしゃべれるようになった、
キクちゃんという名のインコがいました。
あるとき、ずっと一緒にいた
もう一羽のインコのピーちゃんが亡くなりました。
そのあとから、
なんだかキクちゃんの様子がおかしいというのです。
「ピーちゃん、どこいったの」と喋り続けており、
なんだか落ち込んでいるように見えるというのです。
キクちゃんに、一体何があったのでしょうか。
言葉をしゃべれるようになったインコは、
果たして幸せだったのでしょうか。
基本的にはACTや行動分析学の話ですが、
社会構成主義やトランスパーソナル学にも結びつくように思います。
今まで感覚的には理解していた話を
人間科学の言葉ではこんなふうに説明できちゃうのか、
と、とても腑に落ちました。
説明が丁寧であるため、遠回りすることもあり、
むしろ道に迷うかもしれませんが、
数回読めば理解できるような構造になっています。
人間科学書として良書です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マインドフルネスとACTの理論を一般読者にわかりやすく説明した本かと思いきや、意外とその前提となる関係フレーム理論についてもしっかりと書かれている。
ただ、この理論を平易に説明しようとするあまりやや抽象的に書かれており、それが逆に第二章「言葉が自分を作り上げる」の理解しにくさにもつながっている気もする。関係フレーム理論については、この本だけでなく他の専門書も併せて勉強したいところ。 -
[出典]
「心理的安全性のつくりかた」 石井遼介 -
498.39-クマ
300180924
「自分」とは何か…「自分」って…悩みの真っ只中で模索している人におススメ。「自分」や「悩み」に対する捉え方が、これまでとは少し変わってくるかもしれません。 -
人間とは常に思い悩む存在です。悩みが発生する原因と精神構造についてを平易な文章で説明し、それとうまく折り合いを付けるマインドフルネスACTという態度を身につける方法について述べられています。わかりやすく読みやすい本でした。
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一度では、少し理解が難しい。実践でどう使えるのだろう。感情も五感のひとつのように捉えることで、いつものパターンに巻き込まれず、あるがままに客観的にものごとを感じられると解釈。今の気持ちにラベリングの練習をまずしてみよう。
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実践のためには再読が必要
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流れに漂う葉っぱのエクササイズは実用的だと思った。不安にどっぷり浸らなくてすむようになる。
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自分探しをポジティブに捕らえた一冊。
うーん。この方向性は予想外だった。
ブッタの教えをメインに置きながらも、多角的な捕らえ方をさせようとして……ちょっとよく分かりにくくなっている感。
「考えない練習帳」が言い切り形のためにすっきり読みやすいのと対照的である。
実際にどうするか……という即物的な分かりやすさはないけれど、繰り返して読むといいことが書いてある気がした。