思春期の精神科面接ライブ-こころの診察室から‐

著者 :
  • 星和書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791108008

作品紹介・あらすじ

診察室での面接を実況中継!「いかがいたしましたか」から「おだいじに」まで-いい面接は知的で、創造的で、おもしろい。患者さん、ご家族、精神科医である著者とのバーチャルな対話を、診察場面そのままに全編会話体で記録。精神科面接における大事なポイントもつぶさに解説。

感想・レビュー・書評

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  • 思春期の初回面接における、視点の持ち方、関わり方、話の流れの構築について、ライブ形式で学べる一冊。

    私は仕事柄、子どもとの面接、親子面接の機会が多いのですが、それでいながら面接について学ぶ場がなかったので、この本はとても参考になりました。

    漠然と感じていた「やりにくさ」「進めにくさ」の改善のヒントをたくさんいただきました。

    相談に足を運んで下さった方の気持ちにお応えしていくためにも、この本をベースに、それぞれの行動への対応方法を深めていこうと思います。

  • 医学部分館2階書架 : WS463/IHA : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410170956

  • ライブ感があってかなりいい。注釈も役立つ。久々のヒット。

  • 上司から紹介してもらった本です。
    思春期外来を担当する先生と患者や家族のやりとりをそのまま記載してあり、まさにライブ。
    下にそういう会話をした背景や思惑などの注釈が入っており、勉強になります。
    すごく面白く、読みやすく、学びになりましたー。
    初診だけの内容なのでぜひ2回目以降のライブも見てみたいと思いました。

  • 思春期によくあるケースについて「面接ライブ」という表現形式で記された本。この形式はわかりやすいが、すこし軽い感じになるのが難点。しかし初学者でもわかりやすく、明日の臨床から使える題材が多い。この著者の著作は他にも読んでいるが、ロマンあふれる人と感じられる。共感できるところが多い。

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著者プロフィール

1962年神奈川県鎌倉生まれ。獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授。精神科医。東北大学医学部卒。自治医科大学大学院にて医学博士を、ケンブリッジ大学大学院にてPhDを修得。順天堂大学准教授を経て、2008年から現職。日本の大学病院で唯一の「薬に頼らない精神科」を主宰。専門は、うつ病、発達障害、プラダー・ウィリー症候群等。精神科臨床一般のみならず、産業医としてストレスチェックに対応し、精神保健判定医として医療観察法審判等の業務も行っている。
〈主な著書〉『精神科医島崎俊樹 ―人間の学の誕生―』(東信堂) 、『激励禁忌神話の終焉』(日本評論社) 、『精神鑑定の乱用』(金剛出版)、『思春期の精神科面接ライブ ―こころの診察室から―』(星和書店) 、『プライマリケアの精神医学 ―15症例、その判断と対応―』(中外医学社) 、『生活習慣病としてのうつ病』(弘文堂)、『うつの8割に薬は無意味』(朝日新聞出版) 、『うつの常識、じつは非常識』(ディスカヴァー・トゥエンティワン) 、『うつ病から相模原事件まで ―精神医学ダイアローグ―』(批評社) 、共編著として『精神科臨床はどこへいく』(日本評論社)、『子供のこころ医療ネットワーク ―小児科&精神科 in 埼玉―』(批評社)。

「2017年 『精神科医と考える 薬に頼らないこころの健康法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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