面白いほどよくわかる! 心理学の本

  • 西東社 (2009年11月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784791614561

感想・レビュー・書評

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  • 図解付きで分かりやすい構成。
    「心理学」に関して、全般的に説明したような入門書。
    初期の入りとしてはとても読みやすい。
    以下、印象に残った内容、考えたこと。

    ・心理学 → 心を学問として論理的に研究し、科学的に「心のしくみ」を解き明かす学問

    ★女性 → 自己完結的コミュニケーション
          <目的>感情を「伝える」こと
     男性 → 道具的コミュニケーション
          <目的>ある目標を達成するため 仕事等

    ・情報量過剰な社会が人間に与える影響
      1 短時間処理
      2 不要な情報の排除
      3 責任回避
      4 他者の利用 ※接触を避ける

    ・スモールワールド現象 → 知り合い6人で世界へ

    ・セルフハンディーキャッピング理論 → 何かを成し遂げる自信が無いときに、高い目標、不利な条件を設定し自己弁護を図る

    ・不敗幻想 → 自集団が「最強」であり、間違いはないという幻想。反対意見が言えなくなる。

    ★多数派の意見を変える方法
     1 ホランダーの方略
       →今までの実績による信頼によって回りを説得

     2 モスコビッチの方略
       →繰り返しの主張によって回りを巻き込む
        ※うざくても言い続けることが重要
         自分のような若手が使うならコッチ

    ・リンゲルマン効果
     → 綱引きによる実験。複数人より一人のみが最も力を発揮する

    ★説得方法 「両面提示」
     →デメリットまで説明して信頼を勝ち取る方法
      ※上手い人は実践している気がする

    ・コップ半分の水
     → 1 まだ半分もある
       2 もう半分しかない
       ※同じ事象、状態でも感じ方が違う

    ・IQ = 精神年齢/生活年齢 × 100

    ★「知能」は「遺伝」で決定する(P278)
     → そのまま7割、少し違う2.5割、大きく違う0.5割

    ・バーナム効果
     → 誰もが持っている性質で言い当て、信じさせる方法。「占い」などで多用。

    ★自尊感情 = 成功/願望

    ・マズローの欲求5段階
      1 生理的欲求
      2 安全
      3 親和
      4 自尊
      5 自己実現

  • これは☆6つ!
    みためめっちゃ分厚いんだけども
    見開きの半分はシュールでかわいい絵
    そして下のほうには詳しい解説やつけたしものっており
    とてもわかりやすくたのしくスイスイ読めた

    この本を読んで思ったのだが
    こんなにも分厚い心理学の本に
    ADHDのことなんて
    たった1Pしか触れていない
    世の中はそれほどにココロの問題は多く
    そしてココロはとっても奇妙で未知で面白いんだって
    読みすすめていくうちに
    ああ、これってあの人だ
    ああ、これってあの人かな
    って思ってきちゃって
    みんな何かしら病んでたり特徴的であったりするんだね

    • のろのろさん
      なんか読んでみたくなった。
      なんか読んでみたくなった。
      2010/09/29
  • 心理学を勉強している友人から勧められた。見た目はだいぶポップだが、読んでみたらかなり学術的でしっかりした内容。ただ同書以外に心理学の書籍をほぼ知らないため、相対評価はできていない。

  • 心理学で人の心がわかるのではなく心理学そのものがわかる本です。ので心理学占いみたいなのは無いので読み物としては満足ですがこれだけページ数あるなら多少あっても良かったのではとは思います。

  • 初めて心理学に触れるのであればこの本からがいいでしょうね!

    嘘かホントか?わかりませんが読んでて楽しめます。
    イラストも可愛いし、読みやすい且つ学びになる。
    恋愛版もあるのでそちらもぜひ


  • 心理学には、スポーツ、組織、災害など様々な分野に分類されており、自分自身や相手、組織行動を理解する上で重要な分野だと思った。
    無意識な行動や言動を見ることで、その人がどんな性格や心理的な背景があるのかを科学的に分析することが出来るので面白いと感じた。家族構成や兄弟関係が性格を構成する上で大きく影響しており、意識してみると確かに当てはまっていることが多く、占いをしているような感覚になった。
    神経症になりやすい性格として、真面目や感受性が強い、向上心がある人と書いてあり、一見良い性格だと思うが、偏り過ぎるとそれが劣等感や心配性、完璧主義などの短所にもなるのでバランスが重要だと分かった。
    人間と関わって生きていくには、知っておいて損はない学問分野だと思った。

  • 個人的にフロイト先生よりもユング先生の方が患者さんにより寄り添っている感じがして好印象でした。しかし、フロイト流マザコンの生成や性をベースにした成長過程の解釈は独特で面白かったです。内容が前後して読みにくい部分もありましたが、本著で心理学のことを広く浅く学べたので、気になる箇所はこれから他書で深掘りしていこうと思います。

  • 心理学。

  • タイトルのイメージどおり広く浅く、分かりやすくイラストとうを交えた解説が良かった。

  • 心理学という言葉は聞くものの知らなかったので、教養をつけるため読んでみた。日頃自然と考える事や行動が心理学の言葉で整理出来るようになるものの、新たな学び発見は特にない。組織の中の人間行動におけるリーダー、組織、交渉術などの心理学は改めて心構えを振り返るのに役立った。さらっと心理学とはを掴むにはいい本なのかもしれない。

  • ざっとではあるが、心理学が分かりやすく説明されていて、読みやすかった。なんだか、自分に足りないものも分かった気がする(笑)(自尊感情とか)もっと心理学について、学びたくなった。心の病の章で、統合失調症についてはあまり取り上げてなかったのはなぜ?

  • 心理学の本ということで期待してましたが、一般的な事例がまとめられただけみたいで期待はずれ。正直あまり参考にならなかった。

  • 人の気持ち、性格、心の病…。心理学の基礎を各2ページで解説する。

    1 心理学って何?
    2 人づき合いの心理学
    3 心理学者で読む心理学
    4 人間の成長で見る心理学
    5 組織の中の人間行動
    6 元気をなくしたときの心理学
    7 心を生み出す脳のシステム
    8 性格と深層心理の分析

  • メディア等で扱われることも多い心理学だが、本当のところは良く分かっていない。
    本書では、多くの学者によって研究されてきた「心」について、見開き1テーマ構成で易しく解説されているため、心理学を学んだことがなくてもテンポよく読める。
    また、各項目の要旨が図表にまとめられており、非常に分かり易い。時間がなければ、図表を追っていくだけでも良いかもしれない。
    心理学ってどんなものだろうとなんとなく読み始めたが、構成や図表のおかげで、とても楽しみながら読むことが出来、満足した。

  • 心理学に関する項目を網羅的かつ薄くまとめた本です。
    個人的には全く知的好奇心が刺激されなかった…。よく最後まで読んだな…。

    学部生の時に一般教養で心理学を取ったことがあったけど、その時も全く興味を惹かれず2回くらい授業出てフェイドアウトしたことを思い出しました(^^;;

    項目は多岐にわたってるので、興味があるとこだけ読むと役に立つかも?

  • すべてが網羅していある心理学の本。
    ここまでまとめるのにはさぞ根気がいったことでしょう。
    すごい!

  • 「心理学とは?」を知りたい人によさそうな、心理学の概論から書いてある本です。

    第一印象が大事か?という議題に対し、“過去にこんな心理学の実験があってだから大事だと証明されています。”と説明があって終わります。けど、第一印象が大事なのは、人間の脳への伝達や思考回路などがこうなっているから、、といった、その原因が知りたい場合は、ほぼお役にはたちません。
    けれど、ざーーと読めるし、事例が多いので興味のある話もありました。

    この本を読んで心理学の概略を知り、さらに自分の必要なカテゴリーをほかの本などで勉強していくと深められると思います。

  • 赤坂Lib

  • いろんな心理学のことを学ぶことができた。
    気になったときに、たちかえりたい。
    事故完結的コミュニケーションと道具的コミュニケーション
    好きな色と性格。
    行動のコントロール、思想のコントロール、感情のコントロール、情報のコントロール
    心理カウンセラーは患者の支援者、答えを見つけさせる
    無条件の肯定的配慮
    情報の過剰負荷環境
    同調行動によってラポールへ
    似たもの同志、類似性、相補性
    パラランゲージ
    趣味と心理的距離
    遊び、モデリング
    愛情→独占、依存、自己犠牲
    人間同士の力関係と根回し
    やる気のない部下と宣言の力
    一面提示、両面提示
    運動記憶

  • わかりやすい

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著者プロフィール

監修:渋谷 昌三(しぶや しょうぞう)1946年、神奈川県生まれ。学習院大学文学部を経て東京都立大学大学院博士課程修了。心理学専攻。文学博士。現在は、目白大学名誉教授。主な著書・監修書に『ワルイ心理学』『閲覧注意の心理学』『大人のブラック心理学』(以上、日本文芸社)、『10秒で相手の本音を見抜く本』(三笠書房)などがある。

「2021年 『眠れなくなるほど面白い 図解 心理学の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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