ユリイカ2009年6月号 特集=レム・コールハース 行動のアーキテクト

  • 青土社
3.76
  • (11)
  • (9)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 101
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791701940

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • これまでのレム本の解説として

  • 最初は意味不明なレムを理解するためのガイドブック??
    五十嵐さんの解説がほとんどだから実質五十嵐さんの本。

  • 柳々堂

  • 編集中。
    +------------------------------------+
    磯崎新×浅田彰の討議があれば、難波和彦、松田達、南泰裕、五十嵐太郎、藤村龍至らの論考があり、
    OMAを語る上で欠かせない用語の解説辞典や著作・年表まで収録されている。
    現代建築の巨人レム・コールハースを多角的に知ることができる。
    そして再びレム・コールハースの著書を読みなおしたくなるような本に仕上がっている。
    +-------------------------------------+

    普通は建築としての機能や意味、組織構造や背景にある様々なものをどれだけうまくレプリゼント(表象)したものになっているかということが基準になる。
    あの時の審査会の議論もそれだった。・・・・だけどそれを言ったら負ける。・・・・
    背後にある組織を表象するなんて考えずに、逆転させて、建築はまずアイコンだというふうにすればいいじゃないか。(磯崎新)

    全世界的な規模で開発をやるならアイコニックビルディングがかならずいる。(磯崎新)

    機能や象徴性を無視したアイコンという磯崎さんのトリッキーな理論が、磯崎さんさえこだわっていた構造の部分にまで貫徹されてしまったと言うべきかもしれません。(浅田彰)

    (WTC跡地コンペについて)コンペ自体よくなかったし、リベスキンドの案もシンボリックに過ぎた、しかしそれがまた資本主義の荒波の中でもみくちゃにされて、最終的にほとんど見る影もなくなってしまった。
    これは21世紀の初めにおける近代建築の末路と言うべき事件かもしれません。(浅田彰)

    レムに言わせれば、ウォレス・ハリソンはそういうコピーと量産の理論に居直った所が逆に面白いんだと。(浅田彰)

    バナールなものが量によって質を圧倒する。

    中国からアフリカまで含めて、いわばエクサーバン・ネットワークみたいになったハイパーシティ=ハイパーヴィレッジをどう考えるのか、というのは、確かに現在の最大の問題です。(浅田彰)

    レムはブランディングという戦略に注目する。磯崎さんの言われた「ロゴス」ならぬ「ロゴ」、あるいはアイコンにつながるものです。プラダでも何でもいい。とにかくブランドを作り、ロゴなりアイコンなり決めてしまえば、それがグローバル資本主義の波に乗って拡がり、事実上の価値となる。(浅田彰)

    フランシス・フクヤマの言ったように冷戦終結で歴史が終わり世界がアメリカ型グローバル資本主義の下で均質化するかと思いきや、そうはならなかった。重心がアジアに移っていくということもあり、むしろ訳のわからないものがいろいろな場所で突出してくるということもあって、流動的かつ予測困難な状況になっている。(浅田彰)

    シニシズムからスノビズムへ(磯崎新)

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

磯崎新(いそざき・あらた) 1931年生まれ(85歳)。建築家。代表作「つくばセンタービル」でポストモダン建築の旗手と目された。1996年ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展金獅子賞受賞。

「2017年 『空間へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

磯崎新の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ケヴィン リンチ
R.ヴェンチュー...
有効な右矢印 無効な右矢印

ユリイカ2009年6月号 特集=レム・コールハース 行動のアーキテクトを本棚に登録しているひと

ツイートする