- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791702251
感想・レビュー・書評
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「間借」
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【展覧会】
宮沢賢治・詩と絵の宇宙 雨ニモマケズの心
主催:NHKサービスセンター
会場:そごう美術館
会期:2012年3月29日(木)~4月22日(日)
入館料:大人900円
入館日:2012年4月18日(水)
「『注文の多い料理店』『やまなし』『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』など、数多くの童話や、「雨ニモマケズ」などの詩作で広く親しまれている宮沢賢治(1896-1933)。
本展では、賢治作品に添えられた数多くの作家による挿絵原画約250点に加え、賢治が記した「雨ニモマケズ手帳」、賢治自身による水彩画や関連資料などを展覧いたします。」(ホームページより)
結構入場者の多い展覧会でした。宮沢賢治の童話に対する人気ということでしょう。
入ってすぐのところに、「雨にも負けず」の詩を書きつけた手帳の複製が展示してあります。先へ進むと、棟方志功が彫った「雨にも負けず」の詩句に絵を添えたもの、高村光太郎の書いた書の掛け軸、等も展示してあります。
宮沢賢治の書いた絵、詩の原稿、自筆の遺書、等もあちこちに分散して展示してあります。文字は、あまり達筆というわけではなさそうです。
展示の主力は、宮沢賢治の童話をもとにした絵本の原画です。
実にたくさんの方々が、絵本にしていることが分かります。会場の一角には、絵本が置いてあり、実物を見ることができますし、会場の出たところにも、絵本がたくさん置いてあって販売しています。気に入ったのがあれば、購入して帰るのもいいでしょう。
絵本を書いている人たちを記憶している範囲で、挙げておきます。
伊勢英子、スズキ・コージ、黒井健、堀内誠一、赤羽末吉、いわさきちひろ、片山健、高野玲子、関野準一郎、司修、東逸子、小林敏也、荒井良二、畑中純、茂田井武、田島征三、及川賢治、大畑いくの、李禹煥、高松次郎、中西夏之、等
絵本作家のほかに、画家の作品もありました。李禹煥、高松次郎、中西夏之、については、抽象画ですので、本当に絵本になっているのだろうかと思います。童話に触発されて描いた作品ということではないでしょうか?(アマゾンで検索してみたのですが、ヒットしませんでした)
☆宮沢賢治の本(既読)
「新編 宮沢賢治詩集」宮沢賢治著、角川文庫、1953.12.20
「注文の多い料理店」宮沢賢治著、角川文庫、1956.05.20
「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治著、角川文庫、1969.02.10
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治著、角川文庫、1969.07.20
「宮沢賢治の愛」境忠一著、主婦の友社、1978.03.30
「兄のトランク」宮澤清六著、筑摩書房、1987.09.20
「教師宮沢賢治のしごと」畑山博著、小学館、1988.11.20
(2012年4月19日・記)詳細をみるコメント0件をすべて表示