ユリイカ2012年9月臨時増刊号 総特集=平成仮面ライダー 『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダーフォーゼ』、そして『仮面ライダーウィザード』へ・・・ヒーローの超克という挑戦

  • 青土社
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791702428

感想・レビュー・書評

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  • 評論

  • 仮面ライダー、面白いよね。

    そして、その面白さは物語として、ドラマ作品として、面白いだけではない。

    1年周期の作品として「仮面ライダー」という「正義(とは何ぞやの問いかけ含め、)の代行者」というモチーフだけを引き継いで、
    毎年試行錯誤して長い年月続いてきたこと。
    だから社会や価値観の移り変わり(仮面ライダーが子ども向けのおもちゃを売るという商業的要請に基づくことが大きい)が作品の歴史を追うことで見えてくる。
    色んな価値観を持つスタッフがいろんな想いを持って歴史を作ってきた。
    ※白倉さん、井上敏樹さん、小林靖子さんあたりの話はスタッフ間の確執含めほんと興味深い。

    そんな平成ライダーシリーズの魅力の一端を感じられる1冊。
    各作品解説(クウガ~フォーゼ)も興味深く楽しく読んだ。実はまだ一切観てない「アギト」「ディケイド」も観てみたくなった。

  • ユリイカがなんで、平成仮面ライダー?って書店で手にとって購入。

    ユリイカらしく、仮面ライダーの正議論、現場の人間のインタビューなど、製作や脚本の背景に切り込むという感じだった。ストーリーや造形美というよりは、文化論に近いと思う。サブカル論に近いかなと、個人的には思った。

  • 理論や分析を好まず、直感で楽しみたい方には大仰に感じるかもしれませんが、個人的には大変楽しめました。目に見える形になったもの(ここでは映像)だけが表現の全てではない、ということで。

  • 感想未記入

  •  詩と芸術評論の雑誌の『ユリイカ』が、かの平成仮面ライダーをまるまる一冊特集として出してしまった本。当然ながら中身は全て平成仮面ライダー論なのだが、それだけにとどまるはずもなく、論考によって、正義や倫理、シミュラークルや時間論、表彰文化論、宿命論など、文学や社会などをぶった切っている。それもこれも、平成仮面ライダーが負っているアポリアである、「一面的な正義が語れない世界の中で正義を語る」宿命的ジレンマのプラットフォームが成せる業とも言えよう(特に、仮面ライダー龍騎なんてその典型)。

  • ある種の論文。書き手の嗜好と合えば満足するはず。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ。1990年、東京大学文学部第三類卒業。東映株式会社テレビ企画制作部プロデューサー。『真・仮面ライダー/序章』『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『超光戦士シャンゼリオン』など、特撮番組の制作を多数手がける。『仮面ライダーアギト』など平成仮面ライダーシリーズはブームとなった。1997〜99年テレビ朝日に勤務、『研修医 なな子』『チェンジ!』等を手がけるなど、幅広いジャンルでも活躍。2004年現在、『美少女戦士セーラームーン』が放送中。
「世界のメタファー」という点が共通する、とオブジェクト指向プログラミングについて「Software Design」誌、「C-Magazine」誌で連載を担当した経験も持つ。
http://homepage.mac.com/cron/iblog/

「2004年 『ヒーローと正義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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