ユリイカ 2013年6月号 特集=山口昌男 道化・王権・敗者

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  • / ISBN・EAN: 9784791702558

感想・レビュー・書評

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  • 強烈な個性と圧倒的な知の巨人。いつの年でも好奇心を失わず、あっちへうろうろ、こっちへうろうろ。筋の通らないことが嫌いで、怒っている時はだいたい筋が通っていない。だから、敵と言われる人も多いのだろう。だけど、子供のように笑う姿を見てしまえば、嫌いになりきれない。あの笑顔の虜になった人が、こうやって文章を寄せているのではないだろうか。ヘルメスの翼を手にして早8年。自由の効かない体から開放され、その辺りをたゆたっているに違いない。

  • そうだよなぁ山口昌男と言えば、道化(トリックスター)だよ。。。

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    「道化論の紹介に先鞭をつけ、創刊当時の『現代思想』における構造主義や記号論の紹介、ニュー・アカデミズムブームの下準備をし、近代日本史の中で重要視されてこなかった人々の、人的ネットワークを検証する著作が多く残した。「知」の山脈というほかない膨大な著作から山口昌男のアクチュアリティを問う。追悼特集。」

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。批評家、翻訳家。大妻女子大学名誉教授、副学長。著書に『アリス狩り』(青土社)、『近代文化史入門――超英文学講義』(講談社学術文庫)、『殺す・集める・読む――推理小説特殊講義』(創元ライブラリ)など多数。翻訳書にジョン・フィッシャー『キャロル大魔法館』(河出書房新社)、エリザベス・シューエル『ノンセンスの領域』(白水社)、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』(共に佐々木マキ画、亜紀書房)など多数。

「2019年 『詳注アリス 完全決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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