- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791702565
感想・レビュー・書評
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2020年7月29日読了。岡村靖幸の作品・人となり・立ち位置・有識者による偏愛などが特集されたムック。変態的でエッチだけど純情・計算し尽くしているが天然・唯一無比のパフォーマーだが自信なさげ・孤高の存在だが愛おしい、そんな岡村ちゃんの魅力を改めて多角的に認識できて面白かった。ほんと、日本の音楽史において特異な、ものすごい人なんだよな…。周到なプロデュースとか作り込みとかそういうことではなく、「どうしようもなく湧き出てしまった」としか言いようのない楽曲・演奏・ダンス表現にはほんと心の情念が揺さぶられるし、なんかほっとけない感じがする…。男も女も一度彼にハマってしまうと戻れない、気がする。(ハマるためには最初の「なんかヘン」な印象を超えないといけないが)今でも精力的な活動を続けていてくれることに感謝。がんばってもらいたい。
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”「岡村靖幸」への愛にあふれた文章が満載で、読んでいて幸せな気分になりました。
この本を世に出してくれたユリイカ編集部と編集人・足立桃子さんにリスペクト&大感謝です!!
岡村ファンはもちろん、最近の露出で気になり始めた人に強くレコメンドしたい一冊。
<気になった記事(ネタばれにならないようにお名前だけ)>
・マキタスポーツさん
・松尾スズキさん
・坂本龍一さんとの対談
・中村勇吾さん
・高田漣さん
・栗原裕一郎さん
・いまみちともたかさん
・浜崎貴司さん
・サエキけんぞうさん
・オカヤイズミさん(漫画チャームポイント)
・加藤千恵さん
・岡田裕子さん
・ばるぼらさん(全作品解説)
#2000年以降の作品を買っていないし、曲もほとんど聴いていないことに気づく。Me-imi Premium Edition を聴いてみようかな。
・足立桃子さん(本特集の編集者。熱い熱い編集後記も!)” -
家人が、図書館で借りてきた。
彼は岡村ちゃんに人生で初めてはまったようで、先月一緒にライブにも行ったほどの入れこみようだけれど、私はお久しぶりな感じ。昔リアルタイムで『DATE』『靖幸』は確実に聴いていたし、数年を経てふいに懐かしくなり『Me-imi』を買って聴いていた頃もあった。
3年前に出た本なので、最近の曲までは網羅していないまでも、巻末あたりの全作品解説は、読んでいてとても懐かしいやら、新鮮やらで、思わず『家庭教師』を買って改めて聴こうかと思ったくらい、読み応えアリ。
マンガあり、対談あり、エッセイありー。1冊まるごと、岡村ちゃんの事が好きな人たちが書いた、愛にあふれた1冊。何となく、長年抱いていた疑問へのアンサー的な内容や、岡村ちゃんの人となりが新たに窺える、素敵な本。 -
図書館で借りた。よれよれで、ドッグイヤーの痕がいくつかあって、ページをめくるたびにタバコのにおいがした。
岡村靖幸が好き、という共通点を持った何人もの赤の他人たちが、読んできたのだろうな。それって嬉しいことだ。
竹の子族って、まだ生き延びて…もとい、残っていたんだ。その、竹の子の文化?の継承者たちが。竹の子族って、昭和史を扱っている本で、ほんのちょっとだけ名前が出てくるだけの存在だと思っていた。
浅草か…行ってみようかな。石山洋服店とか、絶対入ったらびくびくしちゃう。極道ジャージって何よ。
写真がいっぱいあって嬉しい。岡村さんかっこいい。この特集号を広げながら浅草を探索したい。
十年来のファンが、「自分はまだファン歴が浅い」って言っちゃうんだもの。まいるわ。
高尾山に上りたい。
「BU-SHAKA LOOP」ダウンロードした!ループしてると、別の世界に行っちゃいそう。
ほんとにかわいい人だな。
ポツドールという劇団が、岡村靖幸さんのファンらしい。
一流のミュージシャンでも、「これがどうしてヒットしてんのかわかんない」ってヒット曲に対して思うことがあるんだ。
言葉はみんなのものであると同時に誰のものでもなくて、ルールはあるけど無いのと同じで、ひとつ確かなのは、言葉は自由だってこと。
岡村さんをチャート1位にさせたい。チャートってよくわからんけど。
生きづらくても、それでいいんだ。と言ってくれる。
だから岡村靖幸がだいすきなんだ。 -
多田玲子さんの岡村愛あふれる漫画がさいこう。
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様々なひとの岡村ちゃん愛が、溢れてこぼれ落ちている。どの曲もわかる、てほど熱心なファンではないけれど、きゃーー!て気持ちになるのだな、岡村ちゃんは。こんなの読んだらもう居ても立ってもいられず、ひとりカラオケ(←最近のマイブーム)岡村ちゃんDay。カルアミルクは名曲なり。
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岡村靖幸について知ることは、今の若者にとってはあまり意味のないことかも知れない。
けれど、「ぶーしゃかLOOP」を聴いたときに感じる胸の高まりは誰でも同じなんじゃないだろうか?
様々なジャンルの人が岡村靖幸について書いている。
ためになることもためにならないことも書いている。
それでもいいんじゃないかと思いつつも書いている。
大事なことはそんなんじゃないんだけど書いている。
青春って1、2、3じゃんって思いつつ書いている。
はっきりもっと勇敢になってアンサーを書いている。
おもしろいわ。 -
ばるぼらさんの全アルバムレビューがとてもよかった。あとはマキタスポーツさんの文章の、岡村の声は#気味っていうのが印象に残った。確か菊地成孔さんも宇多田ヒカルさんに対して似たようなこと(確か#じゃなく♭だったと思うが)言っていた気がする。