ユリイカ 2014年7月号 特集 ガルシア=マルケス -『百年の孤独』は語りつづける-

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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791702732

感想・レビュー・書評

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  • 『予告された殺人の記録』関連書として購入。

    野谷文昭氏とヤマザキマリ氏の、ガルシア=マルケス作品をめぐる対談から始まり、鼓直、木村榮一、旦敬介の各氏という、日本のラテンアメリカ文学者オールスターズの追想が続く。そのあとにすかさず投入される、ガルシア=マルケス好きを自認する作家各氏の語りが熱いし、都甲幸治氏によるジュノ・ディアス作品との比較も読めてしまう。ガルシア=マルケス好きにはフルコースともいえる、たまらなく贅沢なつくりではあるものの、数作読んだだけの私のようなにわか読者には、ちと持て余してしまうほどの内容の濃さ。濃さに耐えかねて思わず、書肆マコンド編纂のガルシア=マルケス年譜に逃げてしまった感もあるが、逃げ込んだら逃げ込んだで、これも簡潔かつ緻密で、ノンフィクション的に読めて楽しい。ガルシア=マルケスが筆を折ろうとしたのを止めたのが、チリで迫害された詩人・ネルーダの夫人であったことを知り、「むむむ」と思う。そうそう、ロベルト・アンプエロ『ネルーダ事件』と『予告された殺人の記録』のどっちを課題書にしようか迷ったんだ。ラテンアメリカの歴史はつながっている。

    特集をすべて攻略すれば、ガルシア=マルケス作品をさほど読まなくてもそこそこ語れてしまう密度なので、レファレンスとして持っておくと重宝すると思う。それに、特集とは全く関係ないが、各出版社から集められた、ラテンアメリカ文学作品の広告にそそられた。中でも、エドゥムンド・パス・ソルダン『チューリングの妄想』はやっぱり面白そうだ。何せ、ボリビアでチューリングでテクノスリラーだそうですから。

  • おすすめ資料 第243回 (2014.7.11)
     
    2014年4月17日に逝去したコロンビア出身の作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの追悼特集です。
    本学前学長木村榮一先生の寄稿文をはじめ、研究者・作家などの論考・エッセイが多数収録されています。

    当館でも追悼展示を実施し、多くの利用がありました。
    あらためて足跡を振り返ってみませんか。

  • マコンド詣での前に、孤独になっても耐えられるユーモアを持ちたい。と思っているのでした、、、

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    http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702732

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