- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791704217
感想・レビュー・書評
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350ページとかなり分厚いです。そのうち特集部分は300ページくらい。昨年発売のBRUTUSのホラー特集のような軽い感じではなく、Jホラーについてを色んな立場の方が論じられていたので、読み進めるのにとても時間がかかりました。でも、読んで良かった、手に入れて良かったと思ってます。
高橋洋さんのインタビューから始まって、しばらくは高橋さんや高橋さんの作品についての論考が続いたので、読み始めは、Jホラーと謳ってても実際は高橋さん特集なのかな…と思ってました。違った(笑) 鶴田さんを始めとする監督さん達、脚本や小説を執筆されてる方々、ホラーとは一見関係のない学者さん達が、ご自身の立場からJホラーの現在を語られてました。
かぁなっきさん、寺内さん、皆口さんの座談会が興味深かったです。読書期間中に「心霊マスターテープ」にはまり、観続けてたこともあって、特に寺内監督が参加されてるこの座談会に惹きつけられたのかもしれないけど…。
通して感じたのは、Jホラーの現状、そんなに明るくないんだなってことでした。悲しいけど… 今は以前よりも盛り返してるように見えてるけど、後に続く人がまだ育ちきってない感じ。。憂いておられる関係者の方が少なくはないように思えました。
観る側の私には何ができるんだろ。。楽しむことかな、それをレビューという形で残して、応援していくことかな… 裕福な市民では決してないので、できる範囲内になるけど、観ること読むことは続けていきたいと思ってます。
なんか決意表明になってしまった 笑
巻末に2012~2022年のJホラー作品ガイドが掲載。映画以外の作品も掲載されてるけど、一部抜粋という感じでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023-05-18
Jホラーを題材に、その歴史を概観するもの、その意義を探るもの、その変遷を語るもの、ホラーの意義を探るもの、死の概念をろんこうするもの、と幅広い。
嚆矢として『邪眼霊』『女優霊』『リング』『呪怨』が出てくるのは当然なんだけど、そのあと何が現れたのかについてはまちまち。個人的にはネット怪談に光明を感じるけど、それがJホラー(のようなもの)になるかはなんとも言えない。あんまり見てないしね。 -
ユリイカの9月号は、ジャパンホラー特集だった。
私はホラーは読まないので、ここが優勢になってくるときつい。
とにかく、新人作家が目白押しで覚えられない(その前に名前、読めない)。
大量に出版されていく……。
なんで、高校はこれ一冊買っとくのがいいかと思います。
せっかくまとめてくれたんだし、とっかかりにはなると思う。
2022/11/09 更新 -
前半からうーん…となってしまった。
仲山ひふみさんの文をかなり興味深く読ませていただいた。