現代思想2010年12月号 特集=新しい依存症のかたち 「回復」へのプログラム

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  • / ISBN・EAN: 9784791712205

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  • ほとんどアルコール依存症の文が多い。食の病について書いた文はひとつ。
    「愛のキアスム 食の病と依存」
    野間俊一

    ~本来一つであるはずの自己。食を病む者にとって、自己はつねに二重化する。人から見られる自己と本当の自己。見られる自己を綿密に作り上げることによって、弱々しく情けない本当の自己を隠さんとする日々の悲痛な努力。その努力により、引き裂かれ悲鳴する自己。~
    (本文より)

    締めくくりで、食の病からの回復は「もう1度、生きるということの意味に立ち会うということ。」



    痩せたいという思いは、自分の本当の気持ちではない。他人がいるからこそ痩せようと思う。

    他人を常に考えていなければ裸で外へ出歩くかもしれないし、寒ければ隣の家を燃やして暖をとるかもしれない。(隣の家は鉄筋なので燃えないけど)
    他人のこと考えないとただの狂人になってしまう。

    摂食障害はよく説明されている通り患者本人のせいだけで起きるものではない。

    他人の目を気にする=他人のことを考える

    極端な過食症 拒食症になれば自分のせいじゃないかって、我侭な自分のせいではないかって思えてくる。最初は他人のためにしていたのに。

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著者プロフィール

原宿カウンセリングセンター所長。公認心理師、臨床心理士。1946年岐阜県生まれ。駒木野病院勤務、CIAP原宿相談室勤務を経て1995年、原宿カウンセリングセンターを設立。著書『子どもの生きづらさと親子関係――アダルト・チルドレンの視点から』(大月書店)、『母が重くてたまらないー墓守娘の嘆き』『性なる家族』(ともに春秋社)、『実践アディクションアプローチ』
(金剛出版)ほか多数。


「2020年 『改訂新版 カウンセリングで何ができるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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