現代思想2012年4月号 特集=教育のリアル 競争・格差・就活

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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791712434

感想・レビュー・書評

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  • 『世界』の4月号と一緒に、『現代思想』の4月号も借りてくる。大学の図書館を使えた頃は、ちょくちょく読んでいたが、久しぶりに見ても相変わらず字が小さい。全部はとても読めんなーという感じ。

    特集のなかでは、目次に"教育現場のリアル"と書かれた3本、「センセー、もう話し合うのをやめて、多数決で決めて下さい!」(岡崎勝)という長いタイトルの文章と、「教育疲労の正体」(谷川篤)と、「教育現場にかかる『みえない雲』」(赤田圭亮)をとくに読んだ。

    岡崎さんと谷川さんは小学校の先生で、赤田さんは横浜の中学校の先生。岡崎さんと赤田さんが編者をつとめた『日本の教育はどうなるか―教育改革の失策を問う』という本があるらしいので、こんど読んでみたい。

    私もかつて結構な額の「奨学金という名の借金」をしたので、「奨学金はどこへ行く」(岡村稔)を読んで、私が過去に申請書類を書いたとき以上に厳しい厳しい状況に、なんとも暗澹とした。奨学金は教育ローンになっているとは、私が大学にいた頃にも言われていたが、ますます金融事業化=お金を貸して回収するものとなっているらしい。奨学とは、学びを奨めることのはずだが、実態はもう相当に違っているようだ。

    特集全体をナナメに読んでみてそれなりにおもしろかったが、どうも読みにくいのもあった(とくに○○学、と書いてある人)。

    4月号目次
    http://www.seidosha.co.jp/index.php?%B6%B5%B0%E9%A4%CE%A5%EA%A5%A2%A5%EB

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プロフィール

一九四七年滋賀県生まれ。教育評論家、法政大学特任教授。早稲田大学卒業後、私立海城高校、東京都公立中学校教師として、二十二年間ユニークな教育を実践。二〇〇三年に法政大学キャリアデザイン学部教授に就任。一二年から法政大学教職課程センター長・教授を歴任。主宰する臨床教育研究所「虹」では、所長として子育てと教育、いじめ問題など現場に密着した調査・研究に取り組む。著書は二〇〇冊を超える。「尾木ママ」の愛称で講演活動、メディア出演など幅広く活躍中。

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