- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791712595
感想・レビュー・書評
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斎藤環「私は性格が悪いので、現在のフランクル受容が、いささか「相田みつを」的なものになってはいないかとの懸念がどうしても捨てきれない」。我が意を得たりの感あり。
烏兎の庭 第四部 書評 6.1.13
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto04/bunsho/yorukiri.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気になる人物を特集した臨時増刊号はなるべく買うようにしている。今、ぜんぶ読まなくても、後日手に取るきっかけが訪れることが多いからだ。そして、こうした臨時増刊号は、増刷があまりされず「読みたい」と思ったときには入手しづらい…ことも多いので。
取り急ぎ、姜尚中と池田香代子の対談は興味深く読んだ。 -
収容所経験の以前からフランクルが生きる意味について深く考えていたと初めて知った。その深い思考こそがフランクルに収容所での生活に耐えさせ、解放後に知った最愛の家族の死に耐えさせ、数々の名著を著させた。彼が人びとに与え続けている影響の大きさを本書で改めて知った。様々な分野で活躍する人びとが、それぞれにフランクルをどう読んだのか、彼・彼女の人生とどのように交差したのか著している。特に良かったのは、世田谷区一家殺害事件の遺族である入江杏さんと批評家の若松英輔さんの対談。大切な人を失った経験を持つ二人が、死者について、悲しみについて語ったもの。死者が不可視な隣人になり、生者の中で物語を紡ぎだしているという視座は大切な人の喪失の経験のある人びとの胸を打つのではないだろうか。フランクルの著作とともに、再度読み返したいと思える一冊。
著者プロフィール
ヴィクトール・E・フランクルの作品






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