現代思想 2019年8月臨時増刊号 総特集◎万葉集を読む

著者 : 上野誠 田中康二 村田右富実 川野里子 小島ゆかり 水原紫苑

• 青土社 (2019年7月30日発売)

感想・レビュー・書評

[takeshishimizuさんの感想 · 2019年10月10日]

書きことばとしての日本語ができていく過程が興味深い。
夜中にはいろいろと魔物が現れたのだろう。昼と夜の境界である朝（アシタ）と夕（ユフヘ）には人々はそういう得体のしれないものと出会ったことだろう。それが、カハタレ時（彼は誰）とタソカレ時（誰そ彼）となる。おもしろいなあ。

著者プロフィール

奈良大学文学部教授。著書『万葉文化論』（ミネルヴァ書房・2019）、論文「讃酒歌十三首の示す死生観—『荘子』『列子』と分命論—」（『萬葉集研究』第36集・塙書房・2016）など。

「2019年 『万葉をヨム』 で使われていた紹介文から引用しています。」