悪魔の系譜

  • 青土社 (1990年1月1日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791750887

感想・レビュー・書評

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  • 「新約聖書は悪魔にかかわるいくつかの観念を継承した。悪魔は堕天使である。デーモンたちの頭領である。悪の原理である。悪は非存在である」 ー 76ページ

    悪と善なるもの、どちらが先に概念化されるのかとか、そのへん法則というか傾向はあるのかなーといつも思う。なんとなくイメージとしては善なるものが最初で、悪がその後に来るのかなーと思うけど(新約聖書の登場順はこのイメージなのだが、まるで詳しくないので違ったらごめんなさい)、案外見渡してみれば逆のケースも多いのかもしれない。

    それは少し、いわゆる左派(自由主義)が最初で、右派(保守主義)があとにできたという政治思想の流れに似ている。当然存在するものは概念化されず、それに対抗するものが最初に概念化される。それが正しいのだとして、果たして善なるものが最初に概念化されるのか、それとも悪なるものなのか――?

  • 日本人には難しい「悪魔論」

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