愚者の機械学

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  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791751570

感想・レビュー・書評

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  • 3/22 読了。
    十九世紀から二十世紀初頭のめまぐるしい時代を飾った心理学者、舞踏家、芸術家、文学者などアウトサイダーたちの評伝集。
    ユングが7つ年下の、しかも自分に恋している従妹を使って精神分析のキャリアをスタートさせたことにスポットを当てた「影の女」は小説的な構成で書かれており、二人が<子供たちのパラダイス>で暮らしていた日々に立ち返る最後の段落が素敵。フロイトの父は織物商を営んでいたが産業革命の煽りを受けて廃業し、フロイトは跡を継げなかったと知り、同じく織物商の父を持ったジョセフ・コーネルを思った。出来上がっている物語からパーツを切り離し、組み替え・置き換えて新しい物語を創出することにおいて、精神分析とコーネルの≪箱≫は似ていないだろうか。

  • 『聖アドルフ二世の王国建設 アドルフ・ヴェルフリの二〇年代』が収録されています。

  • 欲しいいいいい。でもこのプレミア度…地道に探すしかないのかー。

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著者プロフィール

独文学者、評論家

「2018年 『犯罪精神病』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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