失われた庭

著者 :
  • 青土社
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本棚登録 : 30
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791752911

感想・レビュー・書評

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  • 若い頃「LOST GARDEN」という作品を作った女流画家F・G。その受け取り手との出逢い、結婚生活、別れを50代になったF・Gが今迄の来し方を分析し、「生物学的に」自然に楯突いた女のありさまを描いた、途中で著者自身との対話もある実験的小説。「LOST GARDEN」の受け取り手は澁澤龍彦だと容易にわかるし、男が女を理解する事は無理、と、いう淡々とした叫び。「空しさを口にしながらおめおめとこの世に生き長らえるほど見苦しいことはない」と作中で言い切っている、まるで遺書のような作品。失われた庭=家庭。

  • なんだろなんだろ。よくわかんないけどひきこまれる。
    あ、でも自称作者とかいらないんでは。

  • 本棚からなんとなくとって
    なんとんなく読み始めたら
    不思議な主人公の自問自答の世界に
    引きずり込まれてしまった。
    果たして女とは何なのか…?

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著者プロフィール

東京生まれ。東京大学文学部美学美術史学科中退。著書に『架空の庭』『わたしのメルヘン散歩』、翻訳書に『おばけリンゴ』(福音館書店)、『キスなんて大きらい』(文化出版局)、「ババール」のシリーズ(評論社)ほか多数。

「2018年 『タイコたたきの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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