本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791754342
感想・レビュー・書評
-
サイコパスの本からここにたどり着いた覚えが…。
殺人犯はおかしい、っていうことだけじゃ何も分からない、と思ってこの手の本を読んでいる。
別に殺人までに発展させなくとも、人間が人間を傷つけることは、いじめや暴力も同じわけで、もうどうしようもない、本能の奥底の、遺伝子レベルの倒錯なのだ、ということがすんなり入ってきた。
時折信じがたい犯罪が起きた時、「狩りをしただけ」と思うと、テレビや新聞で動機不明と連呼されている中にちらちらと犯人の顔が見える気がしてくる。
狩人の血が、いい方向に行く人もいるし、殺人につながる人もいる。
もっと大きく見えれば、戦争で人類はいいも悪いもプラスマイナスゼロに持っていっているようにも思える…。
難しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
湾岸戦争の余波は、どうあらおさまったのだろうか。こうした戦争は、ヒトの攻撃性の典型的な発露である。ヒトの攻撃性という主題は、まじめに考えると、重大問題である。これに正面から触れたのは、動物行動学のコンラート・ローレンツだが、その内容をめぐって、たちまち総論が起こった。ヒトには、生まれつき攻撃性が備わっているのではないか。外国では、それを仮定すること自体が問題だ、と考えるヒトすらある。「先天的な攻撃性」の仮定は、犯罪なり、戦争なりの免罪符ともなりかねないからである。
全2件中 1 - 2件を表示