世界と生命―媒体性の現象学へ

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  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791759149

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  • 現象学において地平を産出する働きに注目し、解釈学の展開と結びつける。また、現象学は顕れているものについての学に収めるのでなく、その顕れの根拠学として見えないものも対象にする、ということから、見えるものと見えないものの問題系、光の問題系に接続する。さらに、世界を産出するという働きから、存在を言葉から解放し論じようとしたフィンクに。あるいは、生を対象化するのではなくまさに生きている生こそを問題にする生の哲学の変奏として現象学を位置付けたりも。
    第七章のフッサール、メルロ=ポンティ論、第八章のフィンク論が自分としては印象に残る。
    フッサールとハイデガー以外の説明はかなり駆け足でざっくりした感じ。

  • 一見すると現象学の解説書に見えるが、それ以上のもの。これまでの現象学に飽き足りず、一人の哲学者が生の真理を探究する。

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著者プロフィール

1929年生まれ。東北大学卒業。哲学者。専攻は現象学、解釈学。現在、東洋大学名誉教授。著書に『現象学』(岩波全書、1978年)、『現象学とは何か』(講談社学術文庫、1992年)、『現代の問いとしての西田哲学』(岩波書店、1998年)、『世界と生命』(青土社、2001年)、『現象学と解釈学』(ちくま学芸文庫、2006年)ほか多数。

「2009年 『思惟の道としての現象学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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