開かれた作品 新装版

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791759644

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  • 【目次】

    第二版 序文

    第一章 開かれた作品の詩学

    第二章 詩的言語の分析
     Ⅰ クローチェとデューイ
     Ⅱ 三つの文の分析
       1. 指向機能文
       2. 暗示的機能文
       3. 方向付けられた暗示
     Ⅲ 美的刺激
     Ⅳ 美的価値と二つの〈開かれ〉

    第三章 開かれ、情報、伝達
     Ⅰ 情報理論
       ウィーナーにおける情報概念
       意味内容と情報の差異
       詩的メッセージにおける意味内容と情報
       情報の伝達
     Ⅱ 詩的言語と情報
       音楽言語への適応
       情報、秩序、無秩序
       補註(一九六六)
     Ⅲ 情報と心理学的干渉
       相互干渉と開かれ
       情報と知覚

    第四章 視覚芸術における開かれた作品
     Ⅰ 認識論的隠喩としての作品
     Ⅱ 開かれと情報
     Ⅲ 形と開かれ

    第五章 偶然と筋──テレビ経験と美学──
     Ⅰ 実況放送の美的構造
     Ⅱ 出来事の自由と習慣の決定論

    第六章 現実参加としての形成様態について

    補遺 エデンの園の言語における美的メッセージの生成
       エデンの園における意味単位と意味表現連鎖
       最初の事実判断の公式化とその記号論的緒帰結
       エデンの園の意味世界における矛盾の描出
       美的メッセージの生成
       内容の再公式化

    ウンベルト・エーコ年譜

    訳者あとがき
    人名索引

    *****

  • 【目次】

    第二版 序文

    第一章 開かれた作品の詩学

    第二章 詩的言語の分析
     ? クローチェとデューイ
     ? 三つの文の分析
       1. 指向機能文
       2. 暗示的機能文
       3. 方向付けられた暗示
     ? 美的刺激
     ? 美的価値と二つの〈開かれ〉

    第三章 開かれ、情報、伝達
     ? 情報理論
       ウィーナーにおける情報概念
       意味内容と情報の差異
       詩的メッセージにおける意味内容と情報
       情報の伝達
     ? 詩的言語と情報
       音楽言語への適応
       情報、秩序、無秩序
       補註(一九六六)
     ? 情報と心理学的干渉
       相互干渉と開かれ
       情報と知覚

    第四章 視覚芸術における開かれた作品
     ? 認識論的隠喩としての作品
     ? 開かれと情報
     ? 形と開かれ

    第五章 偶然と筋──テレビ経験と美学──
     ? 実況放送の美的構造
     ? 出来事の自由と習慣の決定論

    第六章 現実参加としての形成様態について

    補遺 エデンの園の言語における美的メッセージの生成
       エデンの園における意味単位と意味表現連鎖
       最初の事実判断の公式化とその記号論的緒帰結
       エデンの園の意味世界における矛盾の描出
       美的メッセージの生成
       内容の再公式化

    ウンベルト・エーコ年譜

    訳者あとがき
    人名索引

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  • 大学図書館二階

    文学読書は、作者の意図と覚しきものへ限りなく接近して行かなければならない生真面目な苦行ではなく、ひとつのテクストからも無限に多様な意味を生産することが可能なたわむれの自由として考えられるようになったのだ。あるいは、時間軸にそった直線的読書のいたるところに裂け目を入れ、流動し生成すつ意味の織物に編成しなおすことが要請される。ウンベルト・エーコのいうように、「完成され閉ざされた形としての芸術作品は、同様に開かれたものでもあり、無数の異なる仕方で解釈されうる」。―前田愛『文学テキスト入門』p15より

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著者プロフィール

1932年イタリア・アレッサンドリアに生れる。小説家・記号論者。
トリノ大学で中世美学を専攻、1956年に本書の基となる『聖トマスにおける美学問題』を刊行。1962年に発表した前衛芸術論『開かれた作品』で一躍欧米の注目を集める。1980年、中世の修道院を舞台にした小説第一作『薔薇の名前』により世界的大ベストセラー作家となる。以降も多数の小説や評論を発表。2016年2月没。

「2022年 『中世の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ウンベルト・エーコの作品

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