バハイ教 (シリーズ世界の宗教)

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791760831

作品紹介・あらすじ

バハイ教とは、19世紀ペルシアに生まれ、わずか1世紀余りでキリスト教に次ぐ世界230余国に広まった新しい世界宗教。世界平和の実現、人権民族差別の撤廃、男女同権など、きわめて今日的な注目すべき教えと歴史、活動を紹介する、本邦初の入門解説書。

感想・レビュー・書評

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  • 筑波大学の授業科目「比較宗教論Ⅷ」の指定参考書。
    究極的な一神教。

    イスラエルに本部を置きセム系一神教を基礎としながらも仏教やゾロアスター教をも含み、全ての宗教が本質的にはひとつだと教える、「唯一の世界的な宗教」を取り上げる。教義、歴史、教団といったひと通りの基本情報が揃っている。小項目にこまめに区切ってあり、読みやすく整然とまとめている。掲げる原理と目標がわかりやすい。
    宗教と人類の統一の理念は興味深いものである。しかし、本質的にはひとつとしたときの整合性や、統一は果たして本当に神様の思召しなのかといった、核心のところに本書は触れない。悪く言えば、教団の公式資料をそのまま羅列して書き写しただけとも思えるような味気無さである。それに対して訳者あとがきには、イランの土着信仰との関係性が示されていておもしろい。このような体系に至った背景の解説がもう少し欲しいところだろうか。

    目次
    ○バハイ教
    1.バハイ教とその信者
    2.基礎
    3.開祖バハーオッラー
    4.聖典
    5.流布
    6.信仰と礼拝
    7.バハイ共同体
    8.今日のバハイ教

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