カレル・チャペックのごあいさつ

制作 : Karel Capek  田才 益夫 
  • 青土社
3.63
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  • 本棚登録 :31
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791761203

感想・レビュー・書評

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  • 基本的にチャペックのエッセイはおもしろい。
    p105-126までのレビューを載せます。

    p105
    私が言わんとしているのは、いわゆる本の危機は単に読者が少ないというだけでなく、出版物の過剰にも問題があるということなのです。

    p111
    書籍市場の低迷はもちろん文化の危機です。しかし書籍生産の低下は危機でもなければ、危機なはずもありません。

    p115
    私たちは「ぼやき民族」です。通常、私たちが人に会うのは、ただお互いにひどい状態にあることを嘆きあうためです。そのくせ、相手の具合がどうなのかまったく興味などないのです。これはイギリス人が天気のことを話すときのような、もはや一種の決まり文句になっているのですね。

    p118
    自分に無関係なことや、ろくに知りもしないことについてペチャクチャやるのは人間たちだけです。

    p122
     「犬は独りのときは絶対に独りでは遊ばない」
     この点について私は十分に観察しましたので、ほとんど権威的確信をもって断言することができます。

  • チェコの童話・劇作家だか何だか。
    けっこう面白いよ。少々シニカルだけどそこが良い。

  • チャペックのエッセイは、風刺とユーモアが絶妙に織り込まれていて、ついフフフと顔がゆるんでくる。1938年の絶筆までがおさめられているが、古さを感じることは無かった。それにしても、最後の作品が『ごあいさつ』というエッセイだなんて、さすがというか、やられたというか。

  • チェコの国民的作家カレル・チャペックのエッセイ集。
    100年以上前に生まれた作家のエッセイですが、いま読んでも古さを全然感じさせません。
    視点が鋭くユーモアに満ちていて、「なるほど」と思わせること請け合いです。

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