ジャック・デリダ (シリーズ 現代思想ガイドブック)

制作 : Nicholas Royle  田崎 英明 
  • 青土社
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本棚登録 : 29
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762262

作品紹介・あらすじ

現代批評理論の震源デリダ。脱構築、差延、代補、自由、秘密、ドラッグ、贈与、来たるべき民主主義…。言語の厳密な経験から生まれたデリダの独創的な思考を読み通すために、愉快で挑発的な文体で書かれた、傑出した入門書。

感想・レビュー・書評

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  • デリダ本人も絶賛のデリダ入門書。

    ということは、デリダの本と同様に難しいというか、決定不能なテクストでできているということ。

    まあ、そんなもんか、とあきらめつつ、流し読みをする。

    これは、「ラウトリッジ・クリティカル・シンカーズ」のシリーズの1冊なので、その流儀、つまり、「なぜデリダなのか」を論じ、キーワードを論じ、そして、デリダ以降を論じるという構成に従う必要がある。が、著者は、いちいちそうした構成に対して、デリダ的な文句をぶつぶつ言いながら、ユーモラスに論を進めて行くところが面白い。

    ちなみに、このシリーズは、他にもドゥルーズを読んだけど、文学部の学生を主な読者に設定しているせいか、どちらも文学理論、批評理論としてのアプローチが中心なので、個人的には今ひとつピンとこないところもある。

    いずれにせよ、英語圏におけるデリダ理解の層の厚さを感じる本である。デリダやフーコーは、フランス語圏より英語圏で評価されている、みたいな箇所もあって、なるほどと思った。確かに、英語圏では、エキサイティングな哲学というより、ちゃんとした学問として、なんか生真面目に読まれている気がするな。

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