美はなぜ乱調にあるのか―社会学的考察

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  • 青土社
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762446

作品紹介・あらすじ

個人の孤独な作業とされる芸術は、根底に「他者」を抱えもっている。芸術の根源的社会性を明確にするとともに、この「他者」のありようが、どのように「近代」の変容を規定してきたかを厳密な論理でたどりなおす。現代日本をリードする社会学者による初の本格的芸術論。

感想・レビュー・書評

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  • 美はなぜ乱調にあるのか―社会学的考察

  • ちょっと美意識の感覚が違った。なんか平和じゃない。

  • 攻殻機動隊に名前が出ていた人という印象しかなかった大澤さん。
    読んでみると面白そうなことを言ってるけど何言ってるのか分からん。言葉が難しい、聞き慣れない言葉につまりどういう事だろうと疑問が湧くことがただあった。

    美術作品と工芸品についてとイチローの話は読んでいて感心した。美術作品が工芸品より格が上に見える理由をカントの言葉から説明する。
    その説明の内容が偉大な美術作品に現れるあの力(引力のような)みたいな物の本質だと思えた。
    またイチローの持つ類い稀な動体視力とそれが引き起こす結果と結果以外の可能性が、どの時点で決まるのかについての考察も唸るほど整理するのが難しいけど何となく分かる。
    分かるとイチローが超凄い動体視力を持ってる人だと再確認するのとさらに、時間と判断の話をもっと聞きたくなった。個人的にここが一番面白い。
    それ以外の話も普段制作をする中で疑問に思う所、かつそれはなかなか正確な答えが出ないような物も上手く言葉に表してあったので、半年後辺りにまた読み返して再度制作をする手助けになるだろうと思う。

  • 芸術、あるいは美学を主題に扱った論が多いのですが、全体としては「見る/見られる」こと、というのがテーマですね。最後に収められている「イチローの三振する技術」という文章は、野球のプレイヤーとボールの関係をめぐる考察として秀逸です。「江夏の二一球」の、例の石渡選手のスクイズ(失敗)についても言及されており、キンテツ系読者としては、その点にも注目です。(20060220)

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著者プロフィール

大澤真幸(おおさわ・まさち)
1958年、長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学助教授、京都大学教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』主宰。2007年『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、2015年『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞をそれぞれ受賞。ほかの著書に『不可能性の時代』『〈自由〉の条件』『社会は絶えず夢を見ている』『夢よりも深い覚醒へ』『可能なる革命』『日本史のなぞ』など多数。共著に『ふしぎなキリスト教』『おどろきの中国』『げんきな日本論』などがある。



「2021年 『〈世界史〉の哲学 近代篇2 資本主義の父殺し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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