愛と暴力の現代思想

  • 青土社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762637

感想・レビュー・書評

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  • 最高の被害妄想或いはサケル。

  • ディズニーの絵が描いてある家財道具は女の仕事をなめているという話とかとか、車と人の主従関係をはっきりさせるために新車を蹴る人の話とか、何度か爆笑した。

    今の時代、愛国しかすがるものがないからネトウヨみたいのがでてくるというのはなんか納得。

  • こういった反社会的な考え方は往々にして食えない。
    でもどういった思想を持つのかは、自分では決めれない部分が多くある。なんとなく新自由主義に違和感を感じ、なんとなく無産階級の肩を持ちたい。現代にそぐわない考え方を自分が持っている場合、生きるということは棘の道になる。試しにアマゾンにて「新自由主義」というキーワードで検索をかけてみると、上位にランクしているのは「反自由主義」の本ばかり。これは人間のほとんどが無産階級なんだから当たり前。にも関わらず、新自由主義が広まるのは個々人の影響力の問題。反自由主義を語る人は、ほとんどが教授職についていて、自由主義を語る人は実業家だったりすることが多い。社会を作るのは、一部の力ある人たちなんだからこれも当たり前。そこそこの生活が送れれば深く考えることなんて煩わしくなるんだろう。そこが僕たちのやるせない長所。

    「電車男のあつかましさは明白である。極端に自己評価の低い男が、どうして女に愛されたいと思うのか。自分が評価できないものを、なぜ他人に勧められるのか。女はゴミ箱ではない。出来損ないをいちいち持ってくるなというのだ。」

     僕は電車男はデタラメだと思っている。自分のいいところを誰かに見つけて欲しいという願望、自分にも価値があるというお墨付きをもらいたいと言う願望。そんな不具者の「自己の承認」という憧れがネットの中で集約したんだろう。電車男の夢のようなラブロマンスに不具者は自分の希望を重ね合わしたんだろう。この気持ちは良くわかる。

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著者プロフィール

日本の思想家、政治活動家。愛知県春日井市在住。その思考は、フェリックス・ガタリ、ジル・ドゥルーズ、アントニオ・ネグリ、パオロ・ヴィルノなど、フランス・イタリアの現代思想を基礎にしている。1990年代よりネオリベラリズム批判、管理社会批判を山の手緑らと行っている。ナショナリズムや男性中心主義への批判、大学問題なども論じている。ミニコミの編集・執筆などを経て,1990年代後半より、「現代思想」(青土社)、「文藝」(河出書房新社)などの思想誌・文芸誌などで執筆活動を行う。2006年には思想誌「VOL」(以文社)編集委員として同誌を立ち上げた。著書は無産大衆神髄(山の手緑との共著 河出書房新社、2001年)、愛と暴力の現代思想(山の手緑との共著 青土社、2006年)、原子力都市(以文社、2010年)、3・12の思想(以文社、2012年3月)など。

「2019年 『夢みる名古屋 ユートピア空間の形成史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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