パリ: モダニティの首都

  • 青土社
3.80
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 28
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762682

作品紹介・あらすじ

1848年二月革命から1871年パリ・コミューンへ。"近代"を創ったとされる「断絶」の神話。この「断絶」がどのような「連続」のなかで実現したかを、経済、社会、地理、都市計画、文学、芸術などあらゆる分野の文献を渉猟しつつ検証。豊富な図版を駆使し、詳細かつ壮大なヴィジョンを提示する。ポスト・モダン社会科学、都市論の第一人者がついに完成させた決定版モノグラフィ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • <閲覧スタッフより>
    バルザックの小説やマルクスを引用しながら、膨大なデータと細かい章立てによって近代化するパリを浮かび上がらせる。中でも注目すべきはオスマンのパリ改造事業。オスマンの功績はもっと小さなものに過ぎなかった?社会経済地理学者の著者が隠されたパリの実像を丁寧に検証した一冊です。
    --------------------------------------
    所在記号:235.3||ハウ
    資料番号:10198036
    --------------------------------------

  • 【08.09.05/図書館】×
    【09.05.21/再チャレンジ】

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

(David Harvey)
 1935年、イギリス生まれ。ケンブリッジ大学より博士号取得。ジョンズ・ホプキンス大学教授、オックスフォード大学教授を経て、現在、ニューヨーク市立大学特別教授。専攻:経済地理学。都市研究分野の第一人者であり、「人文・社会科学で最も引用される著者の一人」として知られる。
 2005年刊行の『新自由主義』は高い評価を得るとともに、アカデミズムを超えて話題となり世界的ベストセラーとなった。また同年、韓国で首都機能移転のため新たな都“世宗”が建設されることになったが、その都市デザイン選定の審査委員会の共同議長を務めている。2008年には、『資本論』の講義動画をインターネットで公開し、世界中からアクセスが殺到。現在の世界的なマルクス・ブームを巻き起こすきっかけとなった。この講義は『〈資本論〉入門』および『〈資本論〉第2巻・第3巻 入門』として刊行され、世界で最も読まれている入門書となっている。2010 年刊行の『資本の〈謎〉』は、『ガーディアン』紙の「世界の経済書ベスト5」に選ばれた。
 現在も、ギリシャ、スペインから、中南米諸国、中東、中国や韓国まで、文字通り世界を飛び回り、研究・講演活動などを行なっているほか、エックス(旧ツイッター)のフォロワー数も本書刊行時点で18万人を超えており、コロナ禍でも、本書のもとになったオンライン番組の更新を続けるなど精力的に活動し、インターネット空間でも変革を求める人々を世代を超えてインスパイアし続けている。
(エックスID:@profdavidharvey、ウェブサイト:davidharvey.org)

「2023年 『反資本主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

デヴィッド・ハーヴェイの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アントニー・D....
ジェームズ・C・...
アーネスト ゲル...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×