イラン音楽―声の文化と即興

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  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791763542

作品紹介・あらすじ

イラン伝統音楽の「即興」概念を考える上で、「個人の創造性」という視点はどこまで妥当なのか。ウォルター・オングの「声の文化」的精神と「文字の文化」的精神という対比項を援用しながら、演奏者にとってそもそも「自由」や「個性を発揮」というようなあり方が、近代西洋的な意味合いで-「義務的要素」と対置されるような字義通りの概念として-存在しているのかどうかを再検討し、イラン音楽における「作者」「作品」の概念までを問い直す。

感想・レビュー・書評

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  • ここ最近、特に興味をひかれつつあるイラン(ペルシアを含む)文化と、音楽。私の興味の焦点に完全に一致する一冊でした。驚くべきことに、譜例だけでなくCDまで付属しています。こと、音楽というのは言葉では伝えにくい内容なので、これは嬉しい配慮でした。
    西洋音楽に慣れている耳には一瞬、「不思議な音」、もっと言えば「変な音」に聞こえますが、数回聞いてみると気持ちよくなってくるから不思議です。
    『音楽史を変えた五つの発明』に「記譜」、「平均律」、「録音」が取り上げられていましたが、その影響の大きさもここで改めて実感しました。

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著者プロフィール

神戸大学大学院人間発達環境学研究科表現系講座准教授 民族音楽学
最終学歴:大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻音楽学講座博士後期課程修了
学位:博士(文学)
主要業績:「聴こえるものと見えるもの」「音組織(音階)」徳丸吉彦(監)増野亜子 (編)『民族音楽学12の視点』音楽之友社 2016。“Verbal Rhythm and Musical Rhythm: A Case Study of Iranian Traditional Music.” Nagasaki, Hiroko(ed.) Indian and Persian Prosody and Recitation. Saujanya Books. Delhi 2012。『イラン音楽—声の文化と即興』青土社 2007。

「2016年 『中東世界の音楽文化 うまれかわる伝統』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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