古代ギリシアの同性愛

制作 : Kenneth James Dover  中務 哲郎  下田 立行 
  • 青土社
3.71
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本棚登録 : 28
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791763801

作品紹介・あらすじ

ギリシア古典の権威が、法律から落書までを徹底的に調べ上げ、古代ギリシアの同性愛の謎にせまる。同性愛と異性愛はどのように共存していたのか。道徳の問題、美的感覚の問題、そして同性愛の作法まで克明に描きだす。

感想・レビュー・書評

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  • とてもおもしろかった。原著が古代ギリシアの同性愛について、本当の意味での「研究」の出発点と言えるようなもの。プラトーンやサッポー、スパルタなどの有名な例はあえて重要視せず、主として同性愛的売春裁判の弁論記録や大量の壺絵資料などから、当時のギリシア人の価値観を探っていく。
    壺絵などの絵画資料は本にもかなりの量が載せてあるけれど、本文で言及している量からすれば本の少しだし、いちいち巻頭ページから探さなくてはならない(のでほとんど諦めた)のはもったいない点。電誌化して読んでいたこともあって、こういうときにワンタッチで該当の絵が表示できたら、と思ったり。
    Dover の研究含め、最近明らかになってきた古代ギリシアの同性愛の実態については、光文社古典新訳文庫の『饗宴』解説に簡単にまとめられているので、専門的に知りたいわけでなければ、それを読むのがお手軽だと思う。

  • 卒論には役立たないけど…。

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