多宇宙と輪廻転生: 人間原理のパラドクス

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791763832

作品紹介・あらすじ

「私」のいない宇宙はありえたのか。超能力も輪廻も終末もオカルトも、『トリック』も幸福論も多宇宙も。なぜ論理を尽くさないのか?厳密なロジックで誤謬を暴き、「人間原理」で錯覚を正し、観測主体(意識)と宇宙とのあいだを解明する。

感想・レビュー・書評

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  • もう少し読みやすい読み物だと良かった.読むのに根気と時間がいる.

  • 3度読んだ。条件付き確率で眠り姫問題、終末問題、哲学的ゾンビとか。難しい。
    ---
    確率的に私は一定の体でも心でもないと考えないとおかしい(奇跡的な確率は不合理)
    ⇒私は誰でもありえて必ず誰かでなければならないもの
    ⇒ゆえに存在しないまま永久に失われる人格というものはない
    ⇒仮に人類が絶滅してしまうと考えると、そのときすでに私たち全員が生まれている必要がある。そうでないと生まれざる私という不合理が生じるから
    ⇒物理説(多宇宙)においても心理説(輪廻)においても私の誕生確率は可能世界実在論のもとでは1となる。
    ⇒心理説+多宇宙説は、輪廻転生とは矛盾はしない。

  • 分析哲学者のある種悪ふざけ的な対策。分析哲学のナンセンスさをあえて裏書きしているかのようにさえ見える。刺激的なアイデアが多く、本気にしないなら実に楽しめる。

  • 325爆笑

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著者プロフィール

中央大学教授

「2022年 『マーケティング戦略〔第6版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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