ありふれた殺人 カレル・チャペック短編集 (3)

制作 : 田才 益夫 
  • 青土社
4.11
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本棚登録 : 35
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791764099

作品紹介・あらすじ

歴戦の勇士がごくありふれた殺人事件に震え上がる理由とは。留学先からの娘の電報が留守宅に引き起こした珍騒動。猛吹雪のなかの長距離を極刑を求め自首する殺人犯の真情。凶悪犯に赤裸々に懺悔されるという罠にはめられた神父の困惑…。苦境・逆境にあってこそ輝きを増す人間としての尊厳と品格のさまざまな形を、豊かに描き切ったチャペック特有の情感に満ちたサスペンス・ドラマ。

感想・レビュー・書評

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  • 初チャペック。
    簡潔で軽妙なユーモアの中に独特の真実を感じさせる、意外な展開が面白い短編集だった。
    戦争に行って死体は見慣れたはずなのに、殺人死体に恐怖を感じる男や、雪の上で忽然と途絶えた足跡についてのやりとりなど、さらっと読めるけどなんか不思議な後味を感じる面白さだった。

  • チャペックらしいユーモラスで簡潔な短編集。映画の小品を見ているかのように情景がふっと浮かぶ。

  • パロディのようでありふざけているようでもあるが、真実の響きがある。絶妙のバランス感覚で書かれた、独特の作品たち。起承転結がはっきりしていてきちんとストーリーがあり、鮮やかなオチがある、という短編を本来好んでいるのだが、これはまるで違う。違うけれど惹きつけられる。会ってみたかった、と思う数少ない作家の一人である。でも、会ってもチェコ語…。

  • 既読の話も結構入ってた。

    さくさくと読みやすい。ユーモアもちょこっと。

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