要塞都市LA 増補新版

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791764341

感想・レビュー・書評

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  • たしか「ゲーテッド・シティ」というものが日本に紹介された最初はこの本からではないかと思うのだけど、ロサンゼルスというひとつの都市に焦点をあてて、縦横にはりめぐらされたミクロの権力地図を読み解いた伝説的な本。著者の膨大かつ執拗な議論は、もはや尋常の域を超えている気もするが、読み進めていくうちにそれが楽しくなってくる。都市論に関心がある人なら、ぜひ読むべきでしょう。ちなみに、原著に付された写真がすばらしいのに日本語版には載ってないと初版の時に聞いたので原著を買ってみたものの、あまりの著者の饒舌さと背景知識の欠如のためについていけず、増補新版の刊行を楽しみに待っていました。結局新版にも写真はついてなくてがっかりですが、原著は写真見るためにとってあります。

  • 新しく出た版の分です。
    ちょうど出版された日付の時に
    京都大学の生協に行くことが
    あったんだけど、山積みに
    なってた。それから以後
    他のどの書店のコーナーでも
    見かけてないのに。
    あれは驚きでした。

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著者プロフィール

1946年カリフォルニア州フォンタナ生まれ。精肉工場の工員やトラック運転手、SDSの活動家といった経歴の持ち主。リード大学で歴史学を学んだあとUCLAに進むが学位をとっていなかったために教職につかない時代を長く過ごした。南カリフォルニア大学建築学部とカリフォルニア大学アーヴァイン校歴史学部を経て現在はカリフォルニア大学リバーサイド校クリエイティブ・ライティング学部の名誉教授。『ニューレフト・リビュー』誌の編集委員でもある。日本語に訳されている著作としては『要塞都市LA』(青土社、2001年、増補新版2008年)、『感染爆発』(紀伊国屋書店、2006年)、『自動車爆弾の歴史』(河出書房新社、2007年)、『スラムの惑星』(明石書店、2010年)がある。最近になってもニューオーリンズの災害や金融危機、コロナウィルスといった時事的なトピックについてのエッセイを精力的に発表するなど、アカデミズムの枠にとらわれることのない斬新なスタイルを依然として堅持している。

「2020年 『マルクス 古き神々と新しき謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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