ストイックという思想

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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791766826

作品紹介・あらすじ

第16代ローマ皇帝マルクス・アウレーリウス・アントニヌス(紀元121‐180年)は、ギリシア以来のストア哲学に傾倒し、五賢帝のひとりに数えられるが、じつは書斎の人でなく彼の治世のほとんどは帝国周縁部での異民族との戦いに費やされた。彼が皇帝としての職務を果たしながら、戦闘の合間あいまに哲学的・人生論的所信を書き記した『自省録』は、現代まで多くの読者に読み継がれてきたストア派の古典的名著である。

感想・レビュー・書評

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  • これから先、ストア哲学をちょくちょく学んで、そして自分のものにしてみたくなった。無知でいたくないなと。知っていきたい。不幸になりたくないなと。解ってみたい。

  • 自省録を読んでみたいと思い自省録を手に取ったものの、読みにくそうであったのでこちらを選択。読了。

    自省録のエッセンス集となっていて、かいつまんで自省録を知ることができる。
    筆者の解説は「なるほど」と思えるものもあれば、残念な部分もあり、玉石混交だ。
    基本的に訳文である太字部分だけ読めば十分だ。ただひっかかった部分や感銘を受けた部分などについては本文も読むとより視界が広がるかもしれない。

    総じて読んでよかったとは思うものの、わかりやすい訳文の「自省録」があるならばそちらを購入して手元に置いておくのが吉かもしれない。
    ただ、この本の訳文は著者がほかの訳者のものと比較検討しつつ訳したもののようであり、確かにわかりやすい現代日本語に近い訳文になっている。


    一つ得た収穫としては、「自分を理想の自分と保とうと毎日意識し続けることを肯定していいんだ」と考えられたこと。
    マルクスでさえ、自分に戒め続けたのだ。「いつまで戒めていても自分がなかなか変わらない…」なんて気を落としていないで、めげることなく自分を保つ続けようと考えを新たにした。

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プロフィール

1947年、広島県生まれ。1970年、関東学院大学大学院神学研究科修士課程修了。キリスト教牧師と兼務で、出版社編集者として、ケン・ウィルバー、トランスパーソナル心理学をはじめ新たな思想潮流をわが国に紹介。並行して唯識と西洋深層心理学の統合を構想する。1982年、牧師を辞任。1992年にサングラハ教育・心理研究所を設立。機関誌『サングラハ』を主宰する。2008年、日本仏教心理学会創設(現在運営委員)。2013年まで、法政大学、桜美林大学、武蔵野大学等で教鞭を取る。著書に『トランスパーソナル心理学』、『唯識の心理学』(青土社)、『わかる唯識』、『わかる般若心経』(水書房)、『コスモロジーの創造』(法蔵館)、『自我と無我』、『生きる自信の心理学』(PHP研究所)、『道元のコスモロジー』(大法輪閣)など。翻訳に、ケン・ウィルバー『万物の歴史』(トランスビュー)などがある。サングラハ教育・心理研究所 http://www.smgrh.gr.jp/ ブログ http://blog.goo.ne.jp/smgrh1992/

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