マチュピチュ探検記 天空都市の謎を解く

  • 青土社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791767137

感想・レビュー・書評

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  • インカがピサロらに征服されていくのと、ハイラム・ビンガムの探検と、著者の道行きが並行して語られる。
    ピサロら征服者の蹂躙ぶりが、時代もあるのだろうが、あまりに酷い。
    ペルーは日本からだとほぼ地球の裏で、インカトレイルがそんなに人気の観光地だと知らなかった。
    著者と南米出身の奥さんとのやり取りはいい感じ。

  • 1500年ごろにスペイン人ピサロの侵略から逃れるためにインカ人が逃げ込んで天空の都市をつくった、それがマチュピチュ、そして発見されたのが今からたった100年前でそのままの形で残されているという点でもユニークさが際立ちます。
    その第一発見者とされているビンガム教授とはどんな人物だったのか、そして空中都市の建築目的とは(単なる避難場所だけの目的なら石積みに隙間の無い正確な石切りをするという大変な労力を惜しんでテキトーに造れたはずだが)という謎に迫っていきます。
    本書の紀行文は日記をつけていたと思わせる細かな描写がたくさん出てきますし、写真も想像力をかきたてます。
    今から、マチュピチュ旅行を考えている人は、まずこの本から始めましょう。

    さらに、この本も面白そうですのでご参考までに。

    世界遺産マチュピチュに村を創った日本人 「野内与吉」物語 - 古代アンデス文明の魅力 – 2016/9/10
    野内 セサル 良郎 (編集), 稲村 哲也 (編集)

    象山 2018年1月10日
    なんと、ペルーの世界遺産のマチュピュチュの初代村長は、日本人であった。この事実は、驚くべき事実で、幅広く、日本中に、このことを『この本』を通じて広めるべきと感じた。世界のなかでも、不思議な事実であり、ほかの国では、ありえないことである。日本とペルーとの関係が、今回、フジモリ大統領が恩赦されたことにより、ふつうの日本人がペルーに興味を持ち、この本により、日本とペルーとの『友好関係」がより、深まればよいなと思いました。

  • すっかりぺるー料理が食べたくなった。とても美味しい料理の様子。
    そして、あまり遺跡には興味なかったのどけど、マチュピチュには行ってみたくなった。多分既視感のない世界な気がする。景色が熱帯から氷河まで色とりどりある国、ペルー気になる存在。もう少し写真が見たかったかな。

  • 映画が観たくなるじゃないですか、、、

    青土社のPR
    「インディー・ジョーンズのモデルとされる発見者の足跡をたどり、失われたインカ文明 都市の驚くべき秘密に迫る冒険ノンフィクション。 」

  • 1911年にマチュピチュを発見したビンガムと同じく歩いてみる。
    探検記というより徒歩記だな。写真、図が少なすぎる。

  • マチュピチュの発見(?)を巡る物語と、著者のインカトレイルを巡る旅程を交互に組み合わせつつ、マチュピチュが何なのかの問いを繰り返し、マチュピチュの姿を浮かび上がらせていく。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:296.8//A16

  •  現在、世界で最も人気があると言われる世界遺産マチュピチュが、当時イェール大学でペルー探検隊の隊長だったハイラム・ビンガムによって発見されて、2011年で100年を迎えた。著者は、今では鉄道とバスで行かれるこのインカ帝国の<秘境>に、ビンガムが100年前に辿ったそのままの道程で向かう旅を計画する。
     ロバに装備を積み、何万フィートもの険峻な道を歩いてマチュピチュを目指す著者は、旅が進むにつれ、マチュピチュは単独で存在する遺跡ではなく、周囲に点在する他の遺跡や広く張り巡らされたトレイル(旧道)と共に、1つの大きな生命体を形作っていることに気づく。
     インカ帝国がスペインに滅ぼされていく16世紀の歴史、ビンガムの100年前の冒険、そしてビンガムの跡を追う著者の現在の旅。3通りの異なった時間軸を重ねながら語ることで、著者はマチュピチュをが何なのかを解き明かそうと試みるのだが、「マチュピチュは常に何らかのミステリーであり続け」、「それがマチュピチュの魅力の大半である」と、次第に考えるようになる。謎解きよりもはるかに大切なものを、著者は、この旅で発見し続けている。

  • あとで乾燥

  • 1 オズの国からきた男
    2 「へそ」の情報
    3 三人のハイラム
    4 息子の母親(ルビ=マードレ)との出会い
    5 旅する学者
    6 荒野の呼び声
    7 探検家
    8 失われた都市の伝説
    9 脂肪を抜き取られないようにご用心
    10 ペルーの標準時間
    11 路上で
    12 出だしでつまずく
    13 黄金のゆりかご
    14 ラバの足蹴りとニワトリの鳴き声
    15 悪魔との取引き
    16 遭難信号
    17 小さからぬ計画
    18 はるか遠く
    19 上へ上へ、そしてはるか先へ
    20 手がかりを探して
    21 宿屋「シックスパック・マンコ」
    22 いくらうわべが変わっても
    23 幽霊大農園(ルビ=アシエンダ)
    24 白い岩(ルビ=ホワイト・ロック)
    25 ビルカバンバへの道
    26 地図にない場所
    27 トラブル
    28 雨の降るときは
    29 霊たちの平原
    30 老婦人の秘密
    31 待機
    32 うまく歩けない
    33 歴史家が歴史を作る
    34 上へ登る
    35 大きな絵
    36 スター誕生
    37 真実を掘り探す
    38 イェール大学 vs ペルー
    39 アクション・ヒーロー
    40 聖なるセンター
    41 どういうつもりだ?
    42 二度目のチャンス
    43 最後の聖戦
    44 パオロといっしょの夕食
    45 大幅改訂
    46 ロクサナは意見が違う
    47 ビンガムの跡を追って
    48 巡礼者たちの巡歴
    49 「アプス」の紳士録
    50 太陽の神殿

  • “天空都市”として様々なメディアに取り上げられてきたマチュピチュ。第一発見者となったハイラム・ビンガムはインディー・ジョーンズのモデルとも言われている。筆者が彼の足跡をたどりながらマチュピチュを探検した記録が記されたドキュメントだ。
                     (外国語学部 外国語専修)

  • 【読前メモ】
    平成25年9月8日産経新聞朝刊10面書評欄掲載。
    世界にまだ人跡未踏の地が残っていて、「探検家」という職業がリアルさをもって語られた時代の「マチュピチュ発見」という事件を追体験できそうな本。

  • 100年前にマチュピチュを発見したハイラム・ビンガム博士の冒険譚。なんと、あのインディ・ジョーンズのモデルになった人のようだ。生きている間に一度は訪れてみたいと考えていた天空都市への道を辿り、その絶景に想いを馳せることができる1冊でした。

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