うな丼の未来 ウナギの持続的利用は可能か

制作 : 東アジア鰻資源協議会 日本支部 
  • 青土社
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本棚登録 : 44
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791767373

感想・レビュー・書評

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  • 2015年2月新着
    まず、本書を読むまでこれほどウナギ問題が深刻化しているとは知らなかったと書かねばなるまい。本当に、ウナギを食べられなくなるかもしれない。というか、その頃には他にも食べられない魚が沢山出てきてしまいそうである。ううむ、とにかく、これは緊急の問題で、本書はそれを知る絶好の一冊である。
    東大で開かれたシンポジウム「ウナギの持続的利用は可能かーうな丼の未来」で、いろんなパネリストが行った講演を収録した内容なので、あらゆる面からウナギについて知ることができる。研究者、漁業者、蒲焼店、環境省、水産庁、マスコミなど。質疑応答で、彼らの相互の反応も読める。
    これから、どうウナギと付き合うか、いや付き合うことができるか。ウナギは野生生物である。獲り尽くしたら、それでおしまい。そ、それは困る・・・。

  • 「ウナギの持続的利用は可能か うな丼の未来」シンポジウムの2013・7 in 東京大学農学生命科学研究科 のまとめ本このうなぎのシンポジウムは実際に聴講したかったです!

    さて、けっきょくのところ
    うなぎが好きな消費者が聞きたかったのは
    うなぎ が絶滅危惧になっているけど やっぱり日本人はうなぎ好きだし、あとどれくらい食べたらなくなるの?保全したら昔のように増えるの?このまま食べていいのかな、あかんのかな、どっち?

    うな丼大好き日本人が知りたかったこの質問に答えてくれているシンポジウム    実際に聴きにいけなかったのがとても残念。読んでいてこれほど面白い活気あるシンポジウムだったとは。

    日本からウナナギが無くなれば捕れなくなれば 海外から外来種ウナギの輸入、あるいは海外で養殖してまで食べつづける・・・・ これもどうだろうか・・・天然ウナギも 限りある自然資源であり 食べたいがために捕獲し食べ続けるといつかは枯渇する。 

    日本のレッドデータブックでは絶滅危惧種指定であるが 現行では食べてはいけないというルールはないようですが、未だウナギの生態は謎だらけ、貴重な自然資源の枯渇を思ったら、今のひっ迫したうなぎ事情を思えば 果たしてこのまま食べ続けていいのか食べるのを止めたほうがいいのか ウナギ大好き日本人の良心に問ふところでしょう。 

  • ビブリオバトル@アースデイ神戸2014まちライブラリーブース テーマ「アースデイにちなんだ本」で紹介した本です。

    https://www.facebook.com/events/482250875237935/permalink/488947204568302

  • うな丼の未来、どうなるかですが、至って深刻ですね。

  • 本書は2013年7月に東京大学農学生命科学研究科で開催された「ウナギの持続的利用は可能か――うな丼の未来」での講演、ポスター発表、アンケートをもとにまとめられたものなので、ちょっと気を引くタイトルとしゃれた表紙のデザインの割には、中身は至ってスクエアなレポート集と言える。
    環境省は、2013年2月、世界に19種あるといわれるうちの1種「ニホンウナギ」を、絶滅危惧種に指定した。さほどに資源としてのウナギは、危機的状況にあることや、日本で消費されるウナギの99.5%は、半天然といえる養殖ものであり、漁によって得られる純天然ものは、極めて僅かであることなどが報告されている。

  • 鰻って、絶滅危惧種でレッドリストにも載ってるんだということをあらためて知る1冊。なかなか美味しい鰻を口にする機に恵まれないが、日本人の食文化を見直すきっかけを与えてくれる本だと思う。

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プロフィール

1948年岡山県生まれ。日本大学教授。東京大学名誉教授。農学博士。専門は海洋生命科学。世界初のウナギの産卵地点の特定などウナギ研究で前人未到の成果を次々とあげてきた「世界のウナギ博士」。

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