ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」

  • 青土社
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791767397

感想・レビュー・書評

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  • 「自立とは依存先を増やす」
    まさにこの事が書かれている本
    限られた関係性だと、すべての原因をそこに求めてしまう
    複数の関係性があることで、楽になれる事もある

  • 一人で抱え込んでしまう人って、エエカッコしいな訳じゃないと思うけど、何だか辛い(逆に何でも人に投げる奴も居て、そいつに腹立たしく思っているのが、パス出来ない人に伝わるのか?)。。。

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    「「痛み」、それは他者が完全に理解することができない一方で、他者の共感を強く呼び起こすものでもある。
    きわめて個人的体験でありながら、人間の社会的な共同性のただなかにある痛み。医師であると同時に、自ら脳性まひの障害の当事者として、「痛み」の思想的意義を考察してきた熊谷氏が、
    大澤真幸氏・上野千鶴子氏・鷲田清一氏・信田さよ子氏という、哲学・社会学・臨床などの領域を代表する第一人者とともに、「記憶」「快楽」「言葉」「ケア」というテーマでついて語りあう。 」

  • メモ:慢性疼痛に対する二種類のサポート「痛み随伴性サポート(痛みに応じる)」「社会的サポート(痛みは脇に置いて社会との接触を促す)」は、後者のほうが有効で前者はかえって痛みがこじれる。前者は手当てが予測可能であり、限られた対処法(依存先の集中)である。
    痛みは物語化や切り分けがきくと和らぐ(意味付け的な)。
    痛みはひとをいまここの一点に閉じ込めて孤立させる。

  • なかなか消えない「痛み」に対して、当事者と支援者はどう対処していくことができるのか?ということについて、4篇の対談。
    「痛い」ことに着目して痛みに対しての支援をするよりも、痛みはさほど気にせず「痛みがあっても社会で生きていけるような」支援をするほうが結果として痛みが軽減されやすい、という考え方が印象的だった。

  • 筆者は痛みに襲われたことで、自分の身体に関する予期を失う経験をした。予期の喪失と不確実性からの回復がどのようにして得られるのか模索、そのための対談。痛みを癒すためにはさらなる痛みが他者によって与えられなくてはならない。その方法論の探究。

  • 痛みについて色々な角度から。
    ちょっと難しかったけど納得できる話多々。
    痛みを感じたら原因を分散させる、人と共有するとよいと書いてあったけど、そういうときは殻に籠ってひとりで何度も反芻してしまうので、それはいちばんいけないことかなーと気づけたのは大きい。(笑)
    痛みの対処法を学べる。

  • 記憶と痛み、
    快楽と痛み、
    予測誤差による痛みと快楽の分岐点にあるもの、
    痛みからの回復のきっかけ、
    痛みとケア、
    自立と依存、など、
    興味深い内容の対談集でした。

    熊谷さんのやわらかな語り方、状況の伝え方に安心して読み進めることができました。

    痛みを和らげるためには痛みに向き合うことよりも、その周辺にあるものが実は重要な役割を果たしている、というのが興味深くおもしろかったです。
    熊谷さんの他のご著書も読んでみたくなりました。

  • とても面白かった。

  • 思っていたよりも、ずっと哲学的で、むずかしかった。
    相変わらず、信田さんの話はおもしろい。親子関係の核心を突いていると思う。

  • 第4章 自立を阻むケアとは
    159p
    信田
    私がタブーにしている言葉が三つあります。一つは今日のテーマにもある「自立」という言葉です。というのも熊谷さんがおっしゃった意味での「自立」と、母親や父親が共通言語として使う「自立」とはまったく意味が異なると思っているからです。そして二つ目は「愛情」という言葉で、三つ目は「親として」という言葉です。
    彼女たちが二言目には「だって先生、親として……」という時に、私の「地雷」が爆発しそうになるのです(会場笑)。

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著者プロフィール

東京大学先端科学技術研究センター准教授。

「2020年 『こころを使うということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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