剣の思想

  • 青土社 (2013年12月18日発売)
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感想 : 2
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784791767502

感想・レビュー・書評

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  • 帯背
    古武術の奥義

  • 剣も思想も好きな自分は読まなければならないだろう…!という衝動に駆られて読んだ本。
    二人の剣術家にとって「剣」とはもはや彼らにとっての究極・真実に到達するための手段であり目的なんだろうな。普遍性を求めない点で宗教的でもあり、追求する点では科学的でもある。
    それとの対比で「スポーツ」を定義するなら、最大効率・最大出力を達成するために練られた身体科学理論を実証する場といったところか。もはや共通点は身体の使用が前提となってるところ位な気が。
    補章はあと20年そこらをこの世で暮らせば良い方々の戯言と感じてしまう。こちとらあと60年くらいは世界と付き合っていく予定なのでね…。本文より前田氏が柔和に、甲野氏が頑なになっているような感じが月日の流れを感じさせる。
    小転なんかの説明は楽しかったなー

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著者プロフィール

1951年大阪生まれ。批評家。中央大学大学院文学研究科修了。立教大学現代心理学部教授などを歴任。主な著書に『剣の法』(筑摩書房)、『日本人の信仰心』(筑摩選書)、『独学の精神』(ちくま新書)、『批評の魂』(新潮社)、『小津安二郎の喜び』『民俗と民藝』(講談社選書メチエ)、『ベルクソン哲学の遺言』(岩波現代全書)、『信徒内村鑑三』(河出ブックス)、『沈黙するソシュール』(講談社学術文庫)、『倫理という力』(講談社現代新書)など多数。

「2018年 『愛読の方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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