yuka112さんの感想
2015年3月22日
人間中心主義に対する批判的意見の色が強い本であった。たくさんの動物が情動をもち、人間と同じように苦痛を感じうるということを数々の事例を挙げて説明していた。家畜の飼育環境や実験動物の飼育環境に対する批判的意見が多く見受けられた。しかし、筆者が事例としてあげるのは哺乳類や霊長類が中心で、生物全体として俯瞰的にこの見解を当てはめることはできないのではないかと思う。