- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791767717
感想・レビュー・書評
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最初の方は、チューリング、ノイマンなどの伝記であり、これが延々と続く。
量子コンピュータについてわかると考えて読むと大違い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第1部はこれまでコンピュータの話なので、歴史を学ぶ感じで読めたが、量子力学がからんでくる第2部以降は難しかった.量子コンピュータの概念が出てきたのが1985年というのは、意外に新しいことに驚いた.これを実現するために多くの科学者が辛苦していることは理解できるが、多世界解釈(MWI)、量子CNTOゲート、イオントラップ方式、SQUID等難しい概念にはやや閉口した.
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チューリングマシーン、フォンノイマンとディジタル計算機時代の幕開けから話は始まる。その後はディジタル計算機の進化にはあまり触れずに、むしろその限界に話が飛ぶ。そしてディジタル計算機の限界を超えるためには量子コンピュータが必要となると説いている。
この半世紀で目まぐるしく進化してきたコンピューターのおおまかな歴史を知ることができる。
量子コンピューターでは、量子論での重ね合わせをどの様に作り出し、またそれを制御するかが重要である。どうやらもっとも有力な候補はイオントラップによるものらしい。
現在の量子コンピューターの実現レベルは、チューリングが計算機の着想を得たレベルかも知れない。しかし、量子論をより深く理解しつつ、現在のテクノロジーを支えているコンピューターも同時進行で進化し続けている現代は、自然科学が勃興してきたルネッサンス時代に通うじるものがあるとも言える。 -
アラン・チューリング、フォン・ノイマンは量子コンピューター の基礎となる研究もしてたのか!
チューリングマシンとノイマン型ですよ。天才はすごいな。
量子コンピューターとは、ようするに情報の重ね合わせによって全パターンが入力できて、これらを同時に計算できるので速いってことでいいのかしら
非決定的に分岐していくような計算ができたらすごいなあ。
チューリングは同性愛者、ノイマンは手柄を独り占め、などの知らなくていいが、おもしろいエピソードも多数。