- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791767731
感想・レビュー・書評
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第1章 存続を賭けた戦い
第2章 幼少期という発明(または、なぜ出産で痛い思いをするのか)
第3章 学習機械
第4章 絡み合った網―道徳的な類人猿
第5章 そこかしこにいる類人猿
第6章 いとこたち
第7章 野獣の中の美女たち
第8章 頭の中の声
終章 次の人類詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
WC1a
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ホモサピエンスとその他人類の進化史。
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歴史上、20種類以上いたというヒト属の中で、現生人類(ホモ・サピエンス)だけが生き残ったのはなぜか?
ライオンとトラが共存しているように、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスがいまも共存していても不思議はないのに(じっさい、この2種は長い間共存し、一部では交雑もあった)、なぜそうはならなかったのか?
科学ジャーナリストにして脚本家、CNNの支局長だったこともあるという著者が、この謎に迫った科学ノンフィクションである。
部分的には大変面白く、知的興奮に満ちた本。
とくに、ネアンデルタール人がなぜ滅びたかについての考察は、類書である『そして最後にヒトが残った――ネアンデルタール人と私たちの50万年史』にも出てこなかった斬新な仮説を含むもので、読み応えがある。
ただ、構成と論述の進め方に、やや難がある。
いろんな話をゴチャゴチャと盛り込みすぎて焦点がぼやけているし、持って回った気取った書き方のせいでわかりにくい文章も頻出する。
構成を整理してリライトすれば、もっとわかりやすく、面白くできる本。惜しいと思う。 -
人猿進化700万年の歴史の中で多くの種が生まれたにもかかわらず、なぜホモサピエンスだけが生き残ったか、骨のDNA調査を含めて検証。脳の爆発的な発達、まっすぐな足の親指の骨といった胎児期の特徴を出生後も維持する。そのきっかけとなる気候変化による食料の減少、氷河期の寒冷化による小グループ化、そして社会性。様々な要素の組み合わせが面白い。
一般向けに書かれているのだが、米国人及び専門家であれ当然の知識を要求する箇所が随所にあり、もう少し親切な翻訳であればより楽しめたと思う。
tがまっすぎになるの -
資料番号:011582202
請求記号:469.2ウ -
ワークショップ「はじまりの瞬間(とき)」:"本日の一冊"本
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なぜわれわれホモサピエンスだけが
いきのこれたのか?
さまざまな困難にあい
絶滅しかけながらも生き残ってきた
ヒトについて考察しています。
やっぱ、ネオテニーかな・・・。