三人寄れば、物語のことを

  • 青土社
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本棚登録 : 303
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791768363

感想・レビュー・書評

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  • もうちょっと早く読めば良かったかな。
    どうにも上橋さんと荻原さんの作品に違和感を覚え始めた今読んだらなんとなくしっくり来ないというか…
    仲良しな三人はかわいらしいですね。

  • 3人の鼎談。
    さらーっと読み流しちゃったけど、本は読みたくなる。
    とりあえず守り人シリーズを読み終えたので、「獣の奏者」を読もうと思ってる。
    でもなんだかんだいっても、RDGのとこが一番楽しい。
    やっぱり大好きだなぁとにやにや。
    勾玉シリーズや西の善き魔女も読みたくなるよね。
    佐藤さんの「シロガラス」も読もう。

  • 好きな作家さん三人の鼎談集。
    佐藤多佳子さんの新シリーズは気になっていたけれど、この本を読んでぜひ読んでみたくなりました。
    猫のエピソードがすごく気になる……。
    上橋さん、荻原さんのシリーズにも友人と作家の視点でいろいろ語られているのでまた新鮮でした。お互いの作品で好きなシーンを語っているところでは、自分が印象深いシーンをプロの作家さんも同じように思っていたりすることが単純に嬉しかったりします。

  • (15-20) 上橋さんと荻原さんの本は全部読んでいるのだが、佐藤さんの本は一冊も読んでない。面白そうだと思ったこともあるのだが、何となくきっかけが無かった。これはそのきっかけになりそうな本だった。
    一般読者である私と同じようなことを語っていることもあるが、これはやはり「書く人」だから思うことなんだろうという会話もたくさんあって興味深く読んだ。
    「レッドデータガール」は荻原作品の中では、私はそれほど好きじゃない。そのシリーズに対してのプロの見かたに、そうなのか!と思えた。
    佐藤さんの「シロガラス」を読みたくなった。

  • このお三方の鼎談を以前別の本で読んでとてもおもしろかったので、興味深く読みました。
    お三方のファンの方は絶対に楽しめると思います。

    上橋先生が精霊の守り人はは3週間ぐらいで書いたと仰っていて驚愕でした。
    あんなすごい物語がたったそれだけの期間で紡がれるというのは意外なような納得なような。

    上橋先生のおっしゃる、
    今、見えているもの以外の「世界」があることをリアルに感じるのを「ファンタジー」だというのかもしれない。でもね、それが当たり前の現実だと思っている人たちは世界中にいるし、とくに、ちょっと前の時代では、それはすごくリアルな感覚だったような気がするのです。日本人の生活でも、あの世とか他界とか異界とかを常に意識してきたわけだし。
    というのは大変うなずけるもので、
    明治以降西洋文明が入ってきてからそれらを排除しはじめただけで、それまでの長い間お化けは当たり前にそこらにいて、
    お狐さんのせいじゃないか、妖怪が云々と言っていたわけで。

    エンデとかドイツのファンタジーは時計じかけに見える。という言い方も面白かったです。
    私はエンデが好きですが、確かに最後に全てが歯車のようにきれいに整っていきますし、
    上橋先生が「私のは絶えず動き端の方がぼんやりと見えなくなっている感覚。」と仰るのもわかる感じがします。

    トールキンが一作に込めた情熱。エルフ語の文法などこだわり方が半端じゃない理由として、職業作家じゃないから
    というのは私には無かった観点で面白かったです。

    私もナルニアはある程度大人になってから読み、中高とミッションスクールに通ってキリスト教の良さも疑問点も感じた後だったので
    確かにもう少し早く出会っていたら純粋な違った受け取り方ができたかもしれません。
    私も、アスランは恰好良いとは思ったけれど唯一神の強圧的な世界観になじめませんでした。

    それからゲド戦記で竜が喋った途端冷めたというのもわかる気がします。
    古の言葉というエクスキューズはあったけれど、やはりちょっと「えっ」と感じる部分がありました。

    修験道にしろ陰陽師にしろ、ひとつひとつ深くやろうとすると難しい、どこまで書いていいかわからない。
    自分がそこまで勉強できているのかとも思う。
    これは小説に拘らず創作に関わっている人は共通の悩みかもしれません。
    何を語るべきで何を語らないべきかの見極めはとても大切で、知らないから語れないことと知っていて語らないことの差は確かに大きいです。
    「物語って語られたことだけじゃなくて語られなかったことを感じたときに、初めてその世界が見えることがある。」
    というのはとても素敵な言葉だなと思いました。

    「口に出して言うと印象が変わってしまうことを物語全体を通してなら伝えられるかもと思うことが在る。コミュニケーションの手段として物語って大切だし不思議。」という部分もとても共感しました。

    反閇の話や、男性中心の宗教は秩序ある方向に戻そうと神様を鎮める方向に回るけれど、女は巫女などとして神を呼び出すというのも面白かったです。

    オチと伏線とネタバレということに関して、最近はちょっと過剰、というお話、なるほどなぁと思いました。
    確かに「オチが読める」とつまらないとみなされることが多いかもしれません。
    推理小説ではないのだし、物語はオチのために書くわけではなく、
    落としどころというのは確かにあって、どう落とすかは作者の技だけれど
    最初から最後までの、そのあいだに満ちているものが大きいというのは強く頷くところですし、
    物語をとても大切にしている発言だと感じました。

    作家三人が仲良くしているのは珍しいそうで、確かにそうかもしれません。
    年齢が近く気が合うというだけでなく、お互いの創作活動への大きなリスペクトと共感がバックボーンとしてあるところがとても素晴らしいですし
    読んでいてますます先生たちのことが好きになります。

  • 鼎談。実作を読む(かも知れない)のはこれから先の話。図書館本。79

  • 上橋さんと萩原さんが好きなので、読んでみた。
    やはり過去の?超有名な児童文学が挙げられていたり、3人の作家の本について語っていたり。
    みなさん小説家なだけあって、表現がうまいですね。加えてちゃんとミーハー
    佐藤さんの本は読んだことがないので、読んでみたいです。

  • 物語の裏側にはあまり興味がなかったけど読んでみると面白かった!ひとつの物語が産み出されるにはこんな背景が?!みたいな。お互いの作品への眼差しが作家ならでは。また読み返したいという気にさせられる。
    物語だけが持つメッセージの伝え方にじんわり。だからこそ自分のものとして深く心に感じ取れるんだろう。こんな出会いをさせてあげなきゃだ。

  • 彼女たちの本を読んでみたくなった

  • 物語と、私たちが生きる世界への愛をこめて。

    佐藤多佳子『シロガラス』読みたい! 荻原則子はよく読んでいる、ファンタジーの大御所。大好きです。上橋菜穂子は読みたいのに読めてない。佐藤多佳子はファンタジーのイメージはないけど、『しゃべれどもしゃべれども』とか、好き。というわけで、熱く読みました。

    ナルニア国の捉え方とか、世界の描き方とか。特に気になったのが、最初の鼎談が東日本大震災の直後におこなわれたということ。物語は、文化は、直接に人を助けられない。でも、物語を書くことは、文化を育むことは、大きな力になる。物語は、希望を描く。

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