統計はウソをつく-アフリカ開発統計に隠された真実と現実-

制作 : 渡辺景子 
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791768745

感想・レビュー・書評

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  • 中国の経済統計があまり当てにならないのは、中国人も認めているところだが、アフリカの人口統計、経済統計はまったく当てにならないということがよくわかった。各国の統計担当部局は資金と人材不足でろくにデータが集められていないし、集められたとしてもデータ自体が必ずしも信頼できるものではない。データが集まらないと推計に頼らざるを得ないが、適切な推計は容易ではない。政府からの独立性も弱いので、政治的な圧力に弱い。世界銀行等が発表している統計も、元は各国のデータだから、当てにできない。
    アフリカ経済に興味がある読者には良いが、ないと退屈かもしれない。
    ただ、翻って日本の統計は、データが本当に政治的に歪められていないのか、やや心配になった。これまでは統計データを見て、無意識のうちにそれが正しいことを前提として、解釈してきたが、何らかの推論をする前にまずデータがどのように集められ、どのように統計値が算出されたのか、理解することが先決であることがよくわかった。そうでなければ、統計の解釈に際して、大きな過ちを犯すかもしれないし、統計作成者に操られてしまうかもしれない。

  • データに裏付けのある議論は大事。しかし、そのデータがどのように出来ているのか、信用できるのかを知ることはそれ以上に大事だということを示唆してくれる。

  • アフリカでは自給自足経済が国民経済計算に影響を及ぼす。
    ピグーの警句「自分の料理人と結婚することが国民経済計算にもたらす帰結について」

    GDP=所得アプローチ、支出アプローチ、生産アプローチ

    世界開発指標、ペンワールドテーブル。アンガスマディソンのデータセット。

    宇宙から光の放出を見てGDPを決める方法。

    人口データも信頼出来ない。国勢調査が延期されている。都合のいいようにデータが改ざんされる。
    植民地時代は人口は過小評価され、独立後は過大評価される傾向。

    インドの緑の革命も統計上の水増しだけでなく人工的に創造されたデータ。

    統計で嘘をつく法=相関関係は因果関係を意味しない。

  • 「新刊ピックアップ!」

    アフリカ諸国の国民経済統計とGDP統計という、開発に関する重大決定も行われる統計において疑いを持った著者が、そのずさんな作成について検証する。

    [New Book !] Original title: Poor numbers : how we are misled by African development statistics and what to do about it.

  • 本屋で。帯にゲイツが選んだ最良の書と

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