萩原朔太郎論

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  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791769087

作品紹介・あらすじ

詩人、弁護士である著者が、"近代文学の巨星"朔太郎の作品世界を、その濃密な生涯とともに詳細に解き明かす。名作『月に吠える』『青猫』『氷島』ほか詩作品のみならず、詩論を初めて本格的に論じるなど、洞察と創見にみちた待望の朔太郎論決定版。

感想・レビュー・書評

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  •  一語の形容もなく比喩もなく、思い迫った心の真情と高潮感をそのままうたいあげる室生犀星に驚嘆した。心そのものだけを探りうたおう。わが身を離れて伸びゆく手に群がるくらげは捉えがたく、捉えがたいものを求めて凍える魂はすでに短歌的抒情と訣別した。イメージは拡散する。めぐる季節も花さき鳥啼く風景ももえたつ木の芽も幻想と夢想の世界の中に息づく。

    『かしこにここにむらがり さ靑にふるへつつ くらげは月光のなかを泳ぎいづ。』50頁

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プロフィール

昭和37年生まれ。広島県出身。東京大学法学部卒。
昭和61年に通商産業省(現・経済産業省)に入省。技術開発、情報システム開発、知的財産保護、オゾン層保護対策に携わり、平成5年から8年まで在ポーランド日本国大使館一等書記官としてワルシャワに駐在。帰国後は、航空機武器産業、原子力安全、環境・企業立地などを担当した後、石油公団総務課長、中東アフリカ室長、大臣官房参事官、石油流通課長を務めた。地方へは、近畿経済産業局の総務課長と総務企画部長として大阪で2回勤務し、兵庫県庁出向(産業振興局長と産業労働部長)で神戸にも赴任した。平成25年夏から平成28年夏まで独立行政法人情報処理推進機構(IPA) 参事・戦略企画部長。

「2016年 『何が「地方」を起こすのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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