- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791769827
感想・レビュー・書評
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豪華な対談本。あとがきで中村さんが、「天才なんてどこにもいない」「優雅な白鳥の水面下のバタ足」「すべてを継続してゆく気の遠くなるような辛抱強さ」と書いているが、そこに集約される。
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「謎解きはディナーのあとで」「夜は短し歩けよ乙女」など数多くの書籍カバーを手がけるイラストレーター・中村佑介が、自身の創作を形作った13人のクリエイターと向き合った、「描く」ためのヒントが満載の対談集。
思ったより読み進めるのに時間がかかったのは,私が「描く」人ではなかったからか。 -
イラストレーター中村佑介氏による対談集。
線を一つ引くということ、色を塗るということ。
それらが組み合わさり生まれるイラストレーションという世界がとても豊かであると思える。面白い。
デジタルでも線は引けるけれど、アナログの方が情報量が多いというのにすごく納得できる。神は細部に宿るし、その細部が楽しい。 -
今が旬のイラストレーターの対談集。とは言ってももう3年以上前の本だが、ようやく読み終える。
絵を見たりするのは好きなので、好きな作家の声が聞けるのは良かったが、少し中村佑介がひとり勝手に話すことが多く、ちょっと残念。相手に話させる力が必要かな。もちろんインタビュアーのプロではないのはわかるけど、そしたらそもそも対談集は成り立たない。ページが進むにつれ時代が新しくなるので、上手くなるかなと思ってたら、変わらなかったのでそういう人なんだと思う。でも絵は好きなので、これからも活躍に期待。 -
師匠(とあがめている)中村佑介先生の対談集。さまざまなイラストレーターや画家の方たちが当時されているが、個人的にはキティちゃんのデザイナーさんとの対談が印象的だった。サンリオの入社試験がデッサンと色彩感覚というのがなんだか意外。色彩感覚はわかるが、やはりあのようなカワイイカルチャーにもデッサンという揺るぎない基礎が必要なんですね。和田誠先生との対談は実際は鬼気迫るガチな攻防戦だったらしく、フルバージョンで読んでみたかった気もするが…さすがにそれはわがままですね。読みやすい本でした。
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中村佑介氏の・・『わたしのかたち 中村佑介対談集(2017)』を読了。