泥棒! アナキズムと哲学

  • 青土社 (2024年7月29日発売)
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  • 本 ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791776504

作品紹介・あらすじ

〈統治されざるもの〉のために
20世紀を代表する哲学者たちは、アナーキーという概念をめぐってそれぞれに独自の思考を彫琢してきた。そこにはアナキズムの伝統からの影響があったにもかかわらず、彼らが自らをアナキストと認めることは決してなかった。マラブーに言わせれば、それは、哲学の側がアナキズムの思想に対して「盗み」を働いたということなのだ——。シュールマン、レヴィナス、デリダ、フーコー、アガンベン、ランシエールらのテクストの批判的な読解を通して〈統治されざるもの〉という概念を剔出し、哲学とアナキズムの果たされざる架橋を試みる、マラブー哲学の新たな到達点。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

(Catherine Malabou)
1959年、アルジェリア生まれ。イギリス・キングストン大学教授。ドイツ・フランス近現代哲学。主な著書に『わたしたちの脳をどうするか──ニューロサイエンスとグローバル資本主義』(春秋社、2005年)、『ヘーゲルの未来──可塑性・時間性・弁証法』(未來社、2005年)、『新たなる傷つきし者──フロイトから神経学へ 現代の心的外傷を考える』(河出書房新社、2016年)、『明日の前に──後成説と合理性』(人文書院、2018年)、『偶発事の存在論──破壊的可塑性についての試論』(法政大学出版局、2020年)、『真ん中の部屋──ヘーゲルから脳科学まで』(月曜社、2021年)、編著に『デリダと肯定の思考』(未來社、2001年)などがある。

「2021年 『抹消された快楽 クリトリスと思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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