はじめからの数学 (1) 幾何学 ~空間と形の言語

  • 青土社
3.75
  • (3)
  • (4)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 26
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791791613

作品紹介・あらすじ

古代エジプト、メソポタミアから始まりギリシアで大きく進歩した幾何学は、ルネサンスで射影幾何学へと展開する。非ユークリッド、解析幾何を経て無限次元へ向かう理論化とともに、測量からCGに至る応用の歴史をも紹介。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • それ(非ユークリッド幾何学)は身のまわりにある世界の認識には反するが、
    人の認識に反するかどうかは、数学にはどうでもいい。
    (p134)
      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    「特定の動かし方をしても変化“しない”図形の性質」を研究する学問、
    ――幾何学。

    古代ギリシャで生まれたユークリッド幾何学から出発し、
    その発達と変革の歴史を時系列に沿って追っていきます。

    ルネサンス美術がきっかけとなった射影幾何学。
    一見不可解な幾何学的真実を洞察したロバチェフスキー。
    デカルトが座標を用いたことから始まる解析幾何学。
    はてにはアインシュタインの相対性理論へ。

    歴史の流れにそって数学の「意味」を教えてくれる、
    「読む」数学入門書です。

      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    私にとって学校で習った「数学」とは、
    「何をしているのか」がまったくわからないもの。

    ですがこの本は、
    「抽象化され、人の認識を超越していった」幾何学の変遷を、
    可能なかぎり言葉で説明してくれたので、
    根っからの数学嫌いの私でも、
    数学者たちが「何をしたかったのか」は朧げながら解りました。

    …それで数学が好きになれるかは別の話ですが。


    まぁ何はともあれ。
    「三角形の内角の和は180°を越える」といった、
    一見認識に反する非ユークリッド幾何学が、
    じつは現実により即している…というのは、
    錯視における物理量と心理量の違いみたいで面白いですね!

    あんまり書くと理解してないのがバレるのでこの辺で~。
     それではっ

  • 昔の数学が、今と比べていかに視野が狭く、非効率的だったか。
    そんな数学が、どういう風に改善され、発展していったか。
    そういった事がしつこいくらい書いてある。
    初めて知ることばかりで面白く、学校でもこういうことを教えれば、数学ぎらいの人が減るのではと思った。

    ややこしい文章はあるが、おおむね読みやすく、数式もあまり出てこない。

全3件中 1 - 3件を表示

ジョン・タバクの作品

ツイートする